日産自動車(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は2月16日、同社のフォーミュラEチームがABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン12(2025/26)第4戦・第5戦で3位に入賞(オリバー ローランド選手が3位)、今季3度目の表彰台を獲得したことを発表した。
週末最初のレースとなった金曜日の第4戦は、ノーマン ナトー選手が好調な予選を見せ、デュエルの準決勝まで進出した。4番手スタートのナトー選手は、ピットブースト前に何周にも亘ってトップを走行したが、その後はアタックモード中のライバルとの競り合いで順位を落とし13位でフィニッシュした。
一方、デュエル進出を逃したチームメイトのローランド選手は、16番手スタートとなり、終始流れをつかめず、17位でレースを終えた。
明けて翌土曜日に行われた第5戦では、ローランド選手が予選で巻き返しを見せ、自身のフォーミュラE通算100戦目となる決勝戦を4番手からスタートを切った。
2列目からスタートしたローランド選手は、序盤から主導権を握り、常に上位をキープしながら効率的なエネルギーマネジメントを展開。その甲斐あってか終盤の6分間のアタックモードでトップ3に浮上、そのまま3位を守り切った。
対してナトー選手は僅差の争いの中で惜しくもデュエル進出を逃したことを踏まえ、15番手スタート以降に順位を上げることができず、17位でゴールした。なお次期フォーミュラEの第6戦は、3月21日(土)に、マドリードのハラマ・サーキットで開催される。
この連戦の成績について日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターで、チームプリンシパルも務めるトマソ ヴォルペ氏は、「第4戦は厳しい一日でしたが、第5戦ではローランドが表彰台を獲得できたことに、とても満足しています。
金曜の第4戦では、ナトーは予選で素晴らしい走りを見せ、デュエル準決勝まで進出しました。ただ、決勝では2人ともペースに苦しんだので、夜を徹して原因を洗い出しました。
ローランドはすぐにマシンの改善を実感し、4番手から力強いレースを展開し、3位をつかみ取りました。ただナトーについては、非常に拮抗した予選グループの中でデュエル進出を逃しました。
このサーキットでは、集団に埋もれると挽回が難しいのが現実です。チーム全員が懸命に取り組み、この表彰台を実現できたことを誇りに思います。厳しい週末でしたが、トロフィーとともにマドリードへ向かえるのは何よりです」と語った。なお以下は出走選手のレース後のコメントとなる。
オリバー ローランド選手(日産フォーミュラEチーム ドライバー)
「金曜日は本当に厳しい一日でした。フリー走行2回目でウォールに接触し、予選でもペースが足りず、難しいレースになりました。ただ、チームが一晩で懸命にマシンを仕上げてくれたおかげで、土曜は4番手からスタートできました。
後方は混戦になりやすいため、序盤からトップに立ってトラブルを避けることを意識しました。レース運びも良く、再び表彰台に戻れたことをうれしく思います。この結果を支えてくれたチーム全員に心から感謝します」
ノーマン ナトー選手(日産フォーミュラEチーム ドライバー)
「昨日の予選で良い流れを作れただけに、ジェッダを無得点で終えるのは悔しいです。マシンの感触は良く、数周にわたって安定してトップを走れていましたが、技術的な問題で後半にペースを失い、順位を落としてしまいました。
今日は僅差の予選でデュエル進出を逃し、決勝でも全車が接近する中で前に出るのは非常に難しかったです。もっと結果を出せたはずだと思うだけに残念ですが、これもモータースポーツの一部です。気持ちを切り替え、マドリードでの次戦に向けて改善に集中します」