全日本空輸( ANA / 本社:東京都港区、代表取締役社長:井上 慎一 )と、いすゞ自動車( 本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長COO:南 真介 )は、2050年のCO2排出量実質ゼロという共通目標に向け、航空機地上支援機材( GSE )の検証を行うパートナーシップを締結した。
*冒頭写真中央右:全日本空輸株式会社 取締役執行役員 吉田秀和、中央左:いすゞ自動車株式会社 常務執行役員 能登秀一
航空会社の脱炭素化には、空港内に於ける取組みが不可欠であることから、ANAグループは、国内空港でエンジンを搭載したトラック約1,000台のCO2排出量を2050年迄に実質ゼロにすることを目指している。
そのためにPHEV仕様の航空機牽引車やEV仕様のトーイングトラクター、ベルトローダー( 預かり手荷物を航空機に搭載するための車両 )等の低公害車を導入。
GSE向け次世代バイオ燃料の実証等( 2024年5月9日より航空機地上支援器材の代替燃料としてリニューアブルディーゼルの利用実証 )を推し進めてきたが、一方でトラックベース車両のGSEの実証が大きな課題となっていた。
そこで、商用車の電動化での知見を持つ他、もとより動力源のマルチパスウェイ化に伴うカーボンニュートラル戦略を掲げてきたいすゞとEVトラックに係るパートナーシップを締結した。
今後は、いすゞの商用車のリーディングカンパニーとしての技術力と、ANAグループが培ってきた空港運用のノウハウを掛け合わせ、トラックベース車両のGSEの活用検証を進めていくという。
なお同パートナーシップの一環として、2月18日より、一般財団法人環境優良車普及機構と、東京都からの補助金( 羽田空港での運用車両のうち2台のみを都の補助金で対策する )を活用した、いすゞのBEVトラック「エルフEV」のカーゴトラック( トラック運行時の走行動力に加え、荷台上のリフトを動かすための動力も車載バッテリーを利用する車両 )を導入する。
導入拠点としては24時間稼働が求められる羽田空港と、寒冷・降雪地域である新千歳空港の2拠点に配備。多様な環境下でのEVトラックの運用実用性の有用性や、最適なソリューションの探索を視野に検証していく。
この度の取り組みについてANAといすゞは、「今後もそれぞれの強みを活かしたシナジー効果を発揮し、2050年までにCO2排出量実質ゼロの目標に向けて、取り組みを進めてまいります」と語っている。
パートナーシップの内容
1.空港におけるEV車両等の実証運用及びサポート
2.稼働データ解析による、バッテリーや車両の仕様に関する課題の改善提案
3.CO2排出量実質ゼロに向けた複数のソリューション検証


