株式会社オートバックスセブン(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長執行役員:湧田節夫、以下、オートバックス)ならびに当社子会社各社の従業員が加入する、オートバックス健康保険組合(理事長:森本弘徳)は、厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクトが主催する「第 4 回健康寿命をのばそう!アワード」の生活習慣予防分野において、厚生労働省保険局長優良賞を受賞した。
「健康寿命をのばそう!アワード」とは、厚生労働省が「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンに展開する「スマート・ライフ・プロジェクト」が掲げる 4 つのテーマ(適度な運動、適切な食生活、禁煙、健診・検診の受診)について、生活習慣病予防の啓発や健康増進のための優れた取り組みを行っている企業・団体・自治体を表彰するもの。
同社は、創業当時から人は財産「健康こそあらゆる企業活動において必要不可欠な経営基盤」という考えに立ち、従業員の健康を重視した経営を行ってきた。
また、2014 年 4 月には従業員向けに「健康宣言」を発令し、その一環として、オートバックス健康保険組合とのコラボヘルスを推進する「健康管理室」を設置し、「データヘルス計画」に取り組んでいる。
「健康経営」の取り組みについて
実際の取り組みについては、まず、健康保険組合の顧問医監修による健康リスク階層化基準に基づき、加入者全員を階層分けし、ヘルスゾーンごとにリスク者の減少を狙った「生活習慣病対策事業」を実施している。
特に、ブラックゾーン(突然死リスク者)とレッドゾーン対象者には、二次検診の案内を送付し、医療機関にて再受診を勧奨、受診後には人事部長への受診報告書の提出を義務付ける。
またイエローゾーン対象者には、業務として健康研修を実施し生活習慣の改善を図り、健康風土醸成に向けた生産的な職場づくりを実施している。
取り組みの成果
2013 年度の健康診断で「ブラックゾーン」と判定された対象者(16 名)に対し、二次検診など、医療機関にて再受診を勧奨した結果、全ての対象者が二次検診を受診。2014 年度の健康診断では対象者の 62.5%(16 名中 10 名)がブラックゾーンを脱出するなどの成果を上げている。
さらに、上司が部下の健康状況を気遣うなどの変化が表れているほか、社員同士でも健康を気遣うなど、健康に対する社内の風土醸成が広まっている。
厚生労働省保険局長優良賞の授賞理由
今回の受賞に際しては、以下の点が高く評価された。同取り組みは、スマート・ライフ・プロジェクトの趣旨を十分に理解し、健康増進や生活習慣病の予防について積極的に推進している。
これは、国民の健康寿命延伸のための国民運動の推進に貢献するものであり、他の模範であると認められる。