コンデナスト・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:北田淳)が発刊するイノヴェイションメディア「WIRED(ワイアード)」は、10月8日(土)〜10日10日(月・祝)、お台場にて開催される東京モーターフェス 2016にて企画協力として「WIRED Future Mobility Session」を開催する。
「WIRED Future Mobility Session」は、毎日異なる国内外のゲストスピーカーを招き、クルマを通して見えてくるこれからの会社や都市、社会を考える3日間のトークシリーズとなる。
各回、国内外のゲストスピーカーによるプレゼンテーションに加えて、『WIRED』日本版 編集長・若林恵とライゾマティクス齋藤精一を交えたトークセッションを行うなかで、それぞれのスピーカーのヴィジョンに迫っていく。
人工知能やビッグデータ、エネルギーに都市交通、暮らし方・働き方といったライフスタイル。あらゆる技術や領域とかかわり、拡張し続けるクルマのこれからなど、トークシリーズ含めて、モーターフェスへの参加は無料となっている。
■開催概要
・WIRED Future Mobility Session 東京モーターフェス 2016
・日時:10月8日(土)〜10日(月・祝) 各日17:30〜19:00
・場所:東京モーターフェス2016 お台場・船の科学館前特設会場
(アクセス:ゆりかもめ 船の科学館駅 徒歩1分)
・参加費:無料(完全事前予約制)
・定員:各日120名(先着順、椅子席/スタンドエリア含む)
・対象:16歳以上
・主催:東京モーターフェス2016実行委員会
・企画協力:『WIRED』日本版
・お問い合わせ wired-event@condenast.jp
※詳細は、ウェブサイトで確認されたい。 http://wired.jp/2016/09/26/tokyo-motor-festival/
■プログラム/登壇者
DAY1:もはやメーカーではない! マクラーレンの「未来予測」ビジネスがすごい
開催日時:10/8(土)17:30〜19:00
登壇者:ディック・グローヴァー(マクラーレン・アプライド・テクノロジーズCTO)
聞き手:齋藤精一(ライゾマティクス代表取締役)、若林恵(『WIRED』日本版 編集長)
1日目のゲストは、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズのチーフ・テクニカル・オフィサー(CTO)のディック・グローヴァー。
マクラーレンが何十年にもわたってF1に参戦する中で培ってきたテクノロジーや知識を、未来のコネクテッド・トランスポート(インターネットに接続された交通システム)を含め、どのようにして社会が直面している重要な問題を解決するために活用するのかを説明していく。
ディック・グローヴァー(マクラーレン・アプライド・テクノロジーズCTO)
英ブリストル大学にて機械工学を学んだのち、1980年に英国のエンジニアリング企業・リカルドでキャリアをスタート。その後、シェルリサーチ、昭和シェル石油のシニアテクニカルアドヴァイザーを経て、1995年にマクラーレンに参画。
12年にわたってR&D部門にてシミュレーションの技術開発を率いる。
2007年よりマクラーレン・オートモーティブのテクニカルディレクターとしてスーパーカーの開発に携わり、2014年より現職。F1で培った技術をスポーツや医療、交通などに応用するための技術戦略を担当している。http://www.mclaren.com/appliedtechnologies
DAY2:MIT発! クルマとつながるビッグデータシティ
開催日時:10/9(日)17:30〜19:00
登壇者:ダニエル・ベレリ(Carlo Ratti Associati)
聞き手:齋藤精一(ライゾマティクス代表取締役)、若林恵(『WIRED』日本版 編集長)
2日目に登場するのは、ビッグデータを使って都市問題に取り組むマサチューセッツ工科大学(MIT)「Senseable City Lab」を率いるカルロ・ラッティ教授の建築スタジオ、「Carlo Ratti Associati」のヘッド・オブ・コミュニケーションであるダニエル・ベレリ。
都市全体がインターネットに接続されるようになったとき、そこから得られるデータによって、都市は、暮らしは、果たしてどう変わっていくのか。
そしてモビリティが「センサーシティ」に貢献できることとは何か。データとクルマがつくる「未来都市」の姿を考える。
ダニエル・ベレリ(Carlo Ratti Associati)
MIT Senseable City Labを率いるカルロ・ラッティの建築スタジオ、「Carlo Ratti Associati」のヘッド・オブ・コミュニケーション。
Senseable City Labでのプロジェクトを含め、ラッティの活動を企業や大学、一般のオーディエンスに向けて伝えるためのコミュニケーション戦略を統括する。
大学では、コミュニケーション、歴史、都市を専攻。約10年にわたって『WIRED』イタリア版やロイターなどでジャーナリストとしてキャリアを積んだのち現職。そのほか、美術館やホテル向けのコミュニケーションコンサルタント、ミラノのデザインスクール「Nuova Accademia di Belle Arti」にて教鞭をとっていた経験もある。
DAY3:超小型モビリティこそ東京の未来! 国産ビッグ3の挑戦
開催日時:10/10(月・祝)17:30〜19:00
登壇者:谷中壯弘(トヨタ自動車)、土屋勝範(日産自動車)、松永稔(本田技術研究所)
聞き手:若林恵(『WIRED』日本版 編集長)
3日目は、トヨタ自動車、日産自動車、本田技術研究所という日本を代表するクルマメーカーから、「超小型モビリティ」の開発を率いる3名が登壇。
1~2人乗りとクルマよりもコンパクトで、自転車よりも速く、現代人のライフスタイルに合ったこれからの移動手段として開発が進められる超小型モビリティ。
なぜこれからの社会に超小型モビリティが必要なのか? 普及のためのハードルは何なのか? そしてコンパクトな新型モビリティはぼくらの暮らしをどのように変えてくれるのか? 参加者の声も訊きながら、超小型モビリティの可能性を探る。
谷中 壯弘(トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー BR次世代車両企画室主査)
1993年東京大学工学部機械工学科卒。同年トヨタ自動車入社。シャシー部品の製品設計やシャシー制御システム先行開発を経て、新コンセプト車両の企画を担当。
多くのコンセプトカーの企画開発を行う。「i-REAL」などトヨタの一連のパーソナルモビリティシリーズでも企画開発を主導する。
2009年より、都市交通のトレンド調査と新たなモビリティ・交通システム事業の企画にも従事。現在「TOYOTA i-ROAD」の開発主査を務める。
http://toyota.co.jp/jpn/tech/personal_mobility/i-road
土屋 勝範(日産自動車株式会社 R&Dエンジニアリング・マネージメント本部 グローバル技術渉外部 技術渉外・製品安全グループ主担)
1993年東京理科大学工学部機械工学科卒。同年日産自動車入社。日本及びASEAN地域の法規・認証業務を経て、2013年より電動車両の技術渉外を担当。超小型モビリティの導入に向けた政府渉外活動に従事している。
http://nissan-global.com/JP/ZEROEMISSION/APPROACH/NEWMOBILITYCONCEPT
松永 稔(株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター ARD 研究戦略企画ブロック主任研究員)
1989年東京大学工学部航空学科卒。同年本田技研工業入社。航空機用ガスタービン開発、燃料電池自動車開発を経て、2012年より超小型モビリティ開発に従事。超小型モビリティ車両設計、導入促進事業にむけた準備を担当する。
2016年5月より一般社団法人日本自動車工業会技術管理委員会。愛車はオデッセイとCBR1100XXスーパーブラックバード。
http://www.honda.co.jp/mc-beta