VWとバンダイナムコ含む3社、パックマンを車内環境へ導入

フォルクスワーゲンは4月14日(独ヴォルフスブルク発)、一部のモデルを対象にゲームコンテンツの提供を急速に拡大させている。

より具体的には、チューリッヒを拠点とするゲームプラットフォームのAirConsole(エアコンソール/ID.ソフトウェア4.0以降)と連携。新型パサート、新型​​ティグアン、新型ゴルフ、新型ゴルフ エステートなどでもAirConsoleが利用可能になる。

例えば駐車中の車内(今の所、ゲームをプレイするには車両をパーキング状態にする必要がある)などで、パックマン チャンピオンシップエディション(PAC-MAN Championship Edition)をスマートフォンをコントローラーに見立てて利用できるようになる。

結果、欧州に於いてフォルクスワーゲンは、こうしたゲームプレイを車内装備と連携させた初の自動車メーカーとなったという。

なお、上記対応のID.モデルでは、既にオプションのID. Lightも搭載済み。ゲームコンテンツやプレイヤーの操作に応じて車内照明がビビッドに反応し、より没入感のあるゲーム体験が実現するとした。

フォルクスワーゲンは、 既に早い地域では昨年中旬から一部の欧州地域でAirConsoleを発売。2024/2025年初頭までに、さらに多くのヨーロッパ諸国でゲームの提供を拡大していく。

ちなみに前出のAirConsoleは、世界初の車載ゲームプラットフォームを提供するスタートアップ企業。車載アプリを使えばフォルクスワーゲン車を、インフォテインメント、サウンド、バックグラウンドライティングシステムを備えたゲームステーションに変身させることができる。

ゲームラインナップは、あらゆる年齢層のカジュアルプレイヤー向けにカスタマイズされている。また同社は、新たなゲーム機能の導入を通して、ドライバーからのフィードバックにも応えている。

AirConsole車載アプリは、ヨーロッパの多くの国でID.シリーズのID.7、ID.5、ID.4、ID.3(いずれもID.ソフトウェア4.0以降)および2025年モデル以降のTayron、Tiguan、Passat、Golf Variant、Golfの各モデルで利用できる。

但し駐車中にプレイするには、先の通りでVolkswagen IDユーザーアカウント、有効なVW Connect Plus契約、そしてスマートフォンのインターネット接続が必要。またAirConsole車載アプリは、初めてご利用になる前にIn-Car Shopからダウンロードする必要がある。