豊田合成とアイカ工業、自動車部品の革端材製品を共同開発


豊田合成(本社:愛知県清須市、社長 兼 CEO:齋藤克巳)とアイカ工業(本社:愛知県名古屋市、社長:海老原健治)は4月18日、両社共同でハンドルの革端材などを活用したオリジナルIDカードケースとストラップを企画・製作したことを明らかにした。

これらの製品は豊田合成が展開しているリサイクルが難しいエアバッグ生地やハンドルの本革端材を加工したオリジナルエシカルブランド「Re-S」の一環として、製品ノベルティや自社のプロモーション活動などに使われる。

対して今製品の共同開発先となったアイカ工業は、1936年(昭和11年)に創立。当初は樹脂合成技術を核に、「化学」と「デザイン」のシナジーで社会の要請に応える製品を提供してきた。

近年は、建設分野向け製品で「アジアトップメーカー」を目指す一方、機能材料を中心に自動車部材や電子材料、日用品など非建築分野への事業展開も積極的に進めてきた。

そうしたなかで更なる成長を実現するべく、廃棄物の削減と資源の有効活用を標榜。バイオマス原料を活用した製品の開発や、製品化や商品の施工利用時の廃棄物削減につながる改修工法の推進など、環境負荷の低減に積極的に取り組んできた。

今回の企画は、こうした両社の環境に対する思いが一致したことから実現。ハンドルの本革端材を再利用しデザイン性と機能性を兼ね備えたIDカードケース2種とネックストラップを製作。環境への配慮と実用性を両立させたノベルティとして、多くのステークホルダー等に活用して貰うべく提案していく予定という。