スズキ( 本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏 )は6月13日、1975年にフィリピンで事業を開始してから50周年を迎えた。そんな同社は、1975年にフィリピンで合弁会社、アントニオ・スズキ社を設立し、二輪車の生産および販売を開始。
1985年に、社名をスズキフィリピン社に改め、2012年には拡大する二輪車の需要に対応するため、現在の年間約20万台まで生産能力を拡大した。また1999年には四輪車、2016年には船外機の販売も開始した。
開業50周年を迎えた同日、これを記念してスズキのフィリピン子会社のスズキフィリピン社(SPH)は、フィリピンのマニラで50周年記念式典を開催した。
この式典には、スズキの鈴木俊宏代表取締役社長、SPHの平尾浩一朗社長の出席のもと、販売店や関係者など約400名が参加した。
同式典で登壇したスズキ代表取締役社長の鈴木俊宏氏は、「これまでの50年間に亘り、スズキフィリピンを支えて下さったフィリピンの皆様、政府関係者の皆様、販売店の皆様、サプライヤーの皆様、そしてお客様に心より感謝申し上げます。
モビリティの需要が拡大するフィリピンは、スズキにとって成長を続ける重要な市場です。スズキは、『生活に密着したインフラモビリティ』を目指し、今後もフィリピンで魅力的な商品を提供し続けることをお約束いたします」と述べた。
そんなSPHの略史は以下の通り
1975年: スズキが40%を出資し、合弁会社アントニオ・スズキ社を設立
二輪車の生産、販売を開始
1985年: アントニオ・スズキ社を完全子会社化、社名をスズキフィリピン社に変更
1999年: 四輪車の販売を開始
2012年: パシッグ市からカランバ市に工場を移転、操業開始
2016年: 船外機の販売開始
SPH概要(2025年3月末現在)
設立: 1985年
生産開始: 1985年2月
本社所在地: カランバ
資本金: 38億3,266万フィリピンペソ
従業員数: 約900名
累計生産: 二輪車 約283万台
累計販売: 二輪車 約279万台
四輪車: 約22万台