西日本旅客鉄道(JR 西日本)及びジェイアール西日本マルニックスは6月13日、新たに法人顧客を対象に「当日受付・即日配送」を可能とする緊急輸送サービスを2025年7月1日より新大阪・広島・博多の相互駅間に於いて開始する。輸送車両は、日中時間帯の「みずほ号」「さくら号」が対象になるという。
1.緊急輸送サービスの概要
(1)開始日
2025年7月1日(火)
(2)輸送区間
山陽新幹線 新大阪駅・広島駅・博多駅の上下線相互間
※駅までの集荷・駅からの配送はオプションにて受付
(3)利用料金(税抜き基本料金)
※利用頻度・利用列車等により料金は異なる
※集荷・配送は別途オプション料金となめ
※緊急輸送は、1列車5箱までの積込みとなる(5箱まで均一料金)
(4)輸送列車
日中時間帯に対象駅を発車する「みずほ号」・「さくら号」
※2025年7月1日時点のダイヤ
※各駅出発時刻の30分前までに指定の場所へお持ち込む。
(5)サービスご利用開始までの流れ
(6)問合せ先
株式会社ジェイアール西日本マルニックス 営業部
06-6396-8624 jrwnimotsu@westjr.co.jp
<サービス比較>
※荷物の大きさは、3辺の合計120cmが目安となります
2.荷物輸送サービス名称「荷もっシュッ!」・「荷もっシュッ! Quick」
新幹線等の旅客列車により、即日かつ高品質でお届けする西日本の魅力ある地産品に対し、「FRESH WEST(フレッシュ ウエスト)」をブランド名として展開していたが、輸送品目の多様化を踏まえ、新たに荷物輸送サービスの総称として、「荷もっシュッ!」を策定した。
名称は、「荷物」を「シュッ!」と運ぶ意味を込めた造語であり、列車による速達性・利便性の高い荷物輸送サービスであることを名称とロゴデザインに込めた。
そして、緊急輸送サービスにおいては、「荷もっシュッ! Quick」として展開していく。
3.今後の展開に向けて
JR西日本グループでは、「中期経営計画2025」に於いて、「新たな事業の創出」・「サステナビリティ経営に向けた取り組み」を掲げている。
荷物輸送事業に於いても、2024年問題等環境変化により喚起される需要を取り込むと共に、「企業・地域との共創価値実現」「地域活性化への貢献」を目指し、社会課題・地域課題解決のための有効な手段として、JR他社とも連携し展開を深度化していく。
また、JR西日本グループでは、「新規事業及び主要事業でのイノベーションの創出」と「イノベーションを興すことのできる人財の育成」を目的として、社員等からアイディアを募集し、事業化に向けた育成を行う「イノベーション創出プログラム『アイディア公募制度』」を開催。
新幹線による緊急輸送サービスは、同制度に於ける社員からの起案もあり、今回の実証実験の実施に至った。今後も社員のアイディアからイノベーションを興し、持続的に価値創造する企業グループを目指していくと結んでいる。
関連リンク
https://www.westjr.co.jp/press/article/2025/06/page_28272.html