ポルシェ「911カレラ4」と「911タルガ4」、ターボエンジンと新4WDにより刷新


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ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、ポルシェ911のなかでシェア3割を超える911カレラ4を筆頭に、911カレラ4 カブリオレ、911カレラ 4S、911カレラ 4S カブリオレ、911タルガ4、911タルガ4Sの一挙6車種の予約受注を、全国のポルシェ正規販売店を通じて10月13日(火)より開始する。

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911カレラ4と、911タルガ4

これらのなかでも特に911カレラ4と、911タルガ4は、新モデルとなったことを契機にスポーツ性と快適性が大きく向上した。

具体的には、新たなターボチャージドエンジンの搭載によって、さらにパワフル感が大きく向上したのにも関わらず、低燃費性能も達成。

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さらにより洗練された4WDシステムによって、ドライビング時のダイナミクス感を醸成しながらも、クルージング時に於ける走行安全性が引き上げられている。

加えて、車高を10mm低く設定したアダプティブPASMシャシー(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)によって、サーキットなどの極限走行におけるスポーツ性が拡充。

カレラ4S

カレラ4Sでは、リアアクスルステアがオプション設定されており、追加装着することでダイナミック性能がさらに大きく向上する。

一方、こうした対策は姿勢変化が低い速度域に於いても、足回りの柔軟性が高まる結果となり、リラックスしたロングクルージング時に於いても、快適性がボトムアップするという懐の深さが遂に実現した。

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また機能面に於いては、まずは車内の機能性だが、マルチタッチディスプレイを備えたポルシェ・コミュニケーションマネージメント(PCM)によって、素早く確実な操作が可能となっている。

4WDモデルはニューイヤーモデルらしい個性的な特徴を備えた

また今回のモデルイヤーで、新世代となった911カレラの4WDモデルは、ニューイヤーモデルに相応しい、視覚的デザインが施されただけでなく、独自の個性的な特徴も備えている。

たとえばリアガーニッシュは、3Dデザインによって、ライト点灯時に奥行きのある印象を与えている。ガーニッシュは、先代と同じく44mmワイドなリアフェンダーを持つ4WDモデル特有のスタイルも強調する。

さらに4灯のデイタイムランニングライトを備えたヘッドライト、リセスカバーのないドアハンドル、見直されたバーチカルルーバー付リアリッド、そして4灯の特徴的なブレーキライトを含む新型リアライトなど、新世代911モデルの特徴は、4WDモデルでも共通することとなった。

911タルガ

911タルガは、クーペともカブリオレとも違う、クラシックなタルガデザインとルーフの利便性を兼ね備えたクルマだ。

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伝説のオリジナル タルガのように、Bピラーの代わりの特徴的なワイドバー、フロントシート上部のリムーバブルルーフセクション、およびCピラーなしのラップアラウンドリアウインドウを備える。ルーフはスイッチを押すだけで開閉し、ソフトトップはリアシート後方に収納することができる。

燃費が12%向上したボクサーエンジン

刷新された水平対向エンジンには、搭載されて40年以上にもなる知見が投入されており、結果、911カレラ4と911タルガ4の3リッター6気筒ツインターボエンジンは、最高出力370PS(272kW)と最大トルク450N・mを発揮。

Sモデルでは、最高出力420PS(309kW)と最大トルク500N・mを発生する。これは先代を20 PS(15kW)上回るもので、出力アップの背景には、変更されたコンプレッサーを装備したターボチャージャー、専用のエグゾーストシステム、そして調整されたエンジンマネージメントによって生み出される。

電子油圧制御を新たに採用した4WDシステム

電子油圧制御4WDを組み込んだ911カレラ4は、加速性能で初めて後輪駆動モデルを上回っている。

911カレラ4のPDKとスポーツクロノパッケージ仕様車(オプション)の0-100 km/h加速タイムは4.1秒(先代比0.4秒向上)、911カレラ4Sでは3.8秒(0. 3秒向上)である。

911カレラ4S カブリオレと911タルガ4のPDKとスポーツクロノパッケージ仕様車では、それぞれ0.2秒と僅かながら遅い。最高速度は287km/hから305km/hとモデルにより異なる。

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ただいずれもポルシェの伝統で、全ての新世代エンジンは、先代と比較してより大きな出力に加え、低燃費を兼ね備えることになった。

その結果、0.8リッター低減された911カレラ4カブリオレのPDK仕様車の燃費は、7.9 リッター/100kmとなる。

最も改善されたのが1.2リッター低減された911カレラ4Sカブリオレと911タルガ4SのPDK仕様車で、平均燃費は8.0リッター/100kmに抑えられている。

918スパイダーから継承したモードスイッチを備えたスポーツクロノパッケージ

オプションのスポーツクロノパッケージと組み合わせたニュー911は、ハイブリッドスーパーカーである918スパイダーのステアリングホイールに由来したモードスイッチを備えるに至った。

モードスイッチは「ノーマル」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」、「カスタム」の4つのドライビングモードのロータリースイッチで構成されている。

これによりドライバーは、PASM、ダイナミックエンジンマウント、PDKシフトプログラム、スポーツエグゾーストシステム(装備時)などを組み合わせて独自のセッティングをすることができるようになった。

モードスイッチは、PDKとの組み合わせによって、「スポーツレスポンススイッチ」と呼ばれるスイッチが追加されている。

これは、追い越し時などの場合に、このスイッチを押すと、ドライブトレーンが20秒間フル加速に達するように設定されているものだ。

このとき最適なギアが選択されて、エンジンマネージメントはいっそう鋭いレスポンスを示すように短時間調整される。

10mm車高を低く設定された標準装備のPASMシャシー

ポルシェ911の4WDは、トラクションと走行安全性とスポーツ性能を兼ね備えている。

ポルシェはこの新世代911において、このコントラストをさらに調和させている。

まず、電子油圧制御4WDは911ターボ由来のテクノロジーによって、さらなるスピードと感度によるレスポンスを提供する。これは、特にスポーティな走行シーンで俊敏性を損なうことなく直進安定性を高める。

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見直された4WDと10mm低いPASMシャシーもさらに洗練され、911カレラ全モデルに標準装備されたPASMが高速コーナリング時の安定性を高める。

同時に幅広い特性を備えた新世代ダンパーが、その優れた応答性によって快適性と安定した車体の動きを実現している。

911ターボと911 GT3由来のアクティブ リアアクスルステア

カレラ4Sにオプション装備されるアクティブ リアアクスルステアは、911ターボと911 GT3由来のシャシーテクノロジーで、ターンインにおける911の俊敏性と高い速度域での車線変更時の走行安定性を向上させる。

同時に、最小回転径を0.4m小さくして、市街地での操縦性を高めている。これにより918スパイダー由来の新しいステアリングホイールを介して、向上したハンドリングをさらに愉しむことが可能になった。

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なおベーシックバージョンのステアリングホイールの径は375mm、オプションのGTスポーツステアリングホイールの径は360 mmとなる。

一方、日常時の実用性を確保するために、フロントアクスルのストラットにはリフティングシリンダーを組み込んだ油圧リフトシステムが備わっている。

これは急勾配の車庫出口などでスイッチを押すと、フロントスポイラーリップの地上高が5秒以内に40mm上昇し、ボディ下部が路面に接触するのを防ぐ。

コネクティビティー&インフォテイメントシステム:マルチタッチディスプレイと新機能を備えたPCM

標準装備の新しいPCMは、センターコンソールの7インチマルチタッチディスプレイ周辺に新機能を集約している。

スマートフォンのような操作や手書き入力が可能なナビゲーションシステムも標準装備される。ドライバーは、エリア内とルート上の交通状況を概観することができる上に、リアルタイム交通情報にアクセスすることができる。

さらに、Wi-Fi、Bluetooth、あるいはケーブルによって携帯電話やスマートフォンを以前より簡単かつスムーズに接続することが可能。またGoogle Street Viewなどインターネットを介したサービスを含む、幅広い機能も使用可能となった。

ポルシェ911カレラ4、911タルガ4シリーズ 希望小売価格(2015年10月13日より)
車種名/トランスミッション/ハンドル/希望小売価格(消費税込価格)

  • ニュー911カレラ4
    7速MT/右 ・左/¥13,720,000
    7速PDK/右・左/¥14,371,000
  • ニュー911カレラ4 カブリオレ
    7速PDK/右・左/¥16,100,000
  • ニュー911カレラ4S
    7速MT/右・左/¥16,470,000
    7速PDK/右・左/¥17,121,000
  • ニュー911カレラ4S カブリオレ
    7速PDK/右・左/¥19,130,000
  • ニュー911タルガ4
    7速PDK/右・左/¥16,100,000
  • ニュー911タルガ4S
    7速PDK/右・左/¥19,130,000