日本通運ホールディングス傘下の日本通運(中国)有限公司(NX中国)と日本通運国際物流(上海)有限公司(NX上海)は7月4日、気候変動対策の一環として上海地区にCO2などの排気ガスを排出しない電気トラック計4台を導入した。
NXグループは、長期ビジョン「グローバルで存在感のある物流企業」の実現に向けて、気候変動への対応強化を重要課題のひとつと位置付け、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明し、TCFD提言に基づく取り組みを推進している。
また、ハイブリッド車、電気トラック、燃料電池トラックなど、国内で1万2千台以上の環境対応車を導入し、事業活動下でCO2排出量の削減に取り組んでいる。
一方、中国上海市は、市内の大気質改善とカーボンニュートラル実現のため、ディーゼル車の走行台数削減と新エネルギー車の導入促進に取り組んでいる。
そうしたなかでNX中国とNX上海は、 2025年5月に市内および近距離幹線輸送向けに大型電気トラック4台(最大積載量8,060kg)を導入した。
これらの電気自動車は、排出ガスゼロで騒音も少なく、インテリジェント配車システムと車載遠隔監視プラットフォームによるルート最適化、エネルギー消費管理、運行状況のリアルタイム監視が可能。
両社は、これらの新型トラックを活用し、高品質で持続可能なグリーン物流ソリューションを顧客に提供することができる。NXグループでは、今後も長期的な視点に立ったサステナビリティ経営を推進し、事業活動を通じて気候変動問題への対応を通じて人々の暮らしの向上と持続可能な社会の発展に貢献していくと話している。
NXグループ公式サイト:https://www.nipponexpress.com/
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