履き始めから履き替え時までのロングタイムでウェットブレーキ性能を維持
日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ポール・ペリニオ)は6月18日、都内で記者発表を開き、履き始めから履き替え時までウェットブレーキング性能を向上させたとする新プレミアムコンフォートタイヤ「MICHELIN PRIMACY 4(ミシュラン プライマシー フォー)」を7月2日より発売すると発表した。サイズは16インチから19インチの計36サイズ、価格はオープン。
https://www.youtube.com/watch?v=GFEa6gaB5qM
プライマシーシリーズは、ミシュランが2001年にプレミアムコンフォートタイヤとして販売を開始。
今製品は第4世代にあたるが、開発にあたって消費者がコンフォートタイヤに求める基本性能である静粛性と省燃費性を確保し、履き始めから履き替え時までウェットブレーキング性能を維持するロングライフ性に注力したタイヤだ。
つまりコンフォートタイヤであっても、安全性能と燃費性能に加え、長期間安定した性能が求められる。そんな「高性能が長く続いて欲しい」とする時代の要求に応えて開発したものなのだと云う。
ミシュランでは新たな製品発売にあたり、「タイヤに求められる性能の一部だけを伸ばすのではなく、すべての性能を水準以上のパフォーマンスを備え、調和しているタイヤ作りを追及しています。
MICHELIN PRIMACY 4は、タイヤに求められるすべての性能を高い次元で実現し、履き始めから履き替え時までタイヤを安心してご使用いただける機能性と安全性のさらなる向上を目指して開発されたプレミアムコンフォートタイヤです。
対応車両の幅も広く、これまでミシュラン製品の選択に躊躇していた国産のセダンユーザーにも選んで頂きたいオールマイティな製品に仕上がっています」と説明している。
そんなMICHELIN PRIMACY 4の製品特徴は、履き始め時のウェットブレーキング性能を「MICHELIN PRIMACY 3」に比べ、4.5%向上させたこと。併せて、履き替え時のウェットブレーキング性能も13.3%向上させたとしている。なお静粛性も、同製品比で6%向上した。
この背景には、トレッド面の新溝形状の採用により静粛性を確保したことに加え、濡れた路面での排水性能も向上させたこと。具体的にはPRIMACY 3と比べ、履き替え時の溝体積が約22%アップしていところにある。
また消耗時のウェット性能を引き出すため、同社ではタイヤのリブ溝の形状を再検討し、トレッドパターンやショルダーの形状を最適化している。
製品刷新にあたりコンパウンドについても、低燃費性能とウェットブレーキング性能の両立を、高次元のバランスさせた新配合コンパウンドとした。
試験条件/PRIMACY 4/33.8m、PRIMACY 3 /39.0m
○タイヤサイズ:205/55R16 91W ○空気圧:220kPa ○荷重:Front 897 kg、Rear 890 kg ○試験車両排気量:1197 cc ○駆動方式:前輪駆動 ○前輪駆動 ABS使用 ○試験方法:実車制動距離測定(80-20 Km/h)不完全停止試験による ○試験路面:アスファルト ○水深:約1mm ○試験場:GKNドライブライン
試験条件/
○タイヤサイズ:205/55R16 91W ○空気圧:230kPa ○試験車両排気量:1197 cc ○駆動方式:前輪駆動 ○速度:60 Km/h ○路面:スムーズ アスファルト路面 ○試験場:日本自動車研究所 城里テストセンター。タイヤサイズ:225/45R17を使用して、残溝2mm時の溝体積を算出。
※残溝2mmタイヤの準備方法:10,000kmを走行したタイヤのプロファイルをASTM F1046-01 Profileに準拠しバフがけを実施した結果、平均残溝2mm。※タイヤの表示に関する公正競争規的に定められた試験方法で試験を行っている。
問い合わせ先
ミシュランお客様相談室 Tel:0276-25-4411