日本自動車輸入組合(JAIA-Japan Automobile Importers Association/所在地:東京都港区、理事長:ペーター・クロンシュナーブル)は、自動車の輸入が自由化された1965年に輸出入取引法に基づく非営利の特別法人として設立されて50周年を迎えた。
これにあたって、これまでの足跡を振り返り、未来に向けた指針とすべく「JAIA50年史(日英併記)」を制作し、世界に向けて発信するため、これに相応しい表紙デザインを8月1日から9月末日までの2か月間にわたり募集。
応募総数62点の中から学識経験者を交えた厳正な審査を行い、「JAIA50年史 表紙デザイン」について、石山憲明氏の作品「未来への希望と発展を乗せた輸入車」と、山際景子氏の作品「ZERO」を優秀作品として選定。
さらに、この2点について委員会による最終選考を行った結果、石山憲明さんの作品が「未来に向かって進む力強さとスピード感が表現され、素直に輸入車を想起できるわかりやすいデザインである」点を高く評価し、最優秀作品とした。
日本自動車輸入組合では、「自動車の輸入が自由化された1965年に輸出入取引法に基づく非営利の特別法人として設立されました。
当時、年間販売台数が1万数千台だった輸入車も、今日では日本メーカーも含めた世界中の自動車メーカーが海外で生産した自動車、オートバイが輸入され30万台を超えるまでになりました。
この間、貿易摩擦や安全・環境問題など、輸入車が日本の経済・社会に係るさまざまな課題に対処していく中で、JAIAは海外メーカーと日本政府、販売会社、消費者をつなぐ役割を果たしてきました。
そして今、自動車が次のステージに向かって更に発展して行く中で、JAIAはこれからも、世界の自動車と日本の消費者をつなぐ存在であり続けます」と述べている。
最優秀作品
日本自動車輸入組合 JAIA50年史 表紙デザイン最優秀作品
「未来への希望と発展を乗せた輸入車」石山憲明氏
作品コンセプト
「輸入車」という言葉を原泉に、海を渡り日本にやって来た自動車のボディーに富士山が写り込んだ様子を作成。
特にホイール・タイヤの部分に多色を用い、多種多様な外国車や1960年代当時の人達が、輸入車を見た時の新鮮な嬉しさやトキメキ等を色で表現。
未来への希望と発展を乗せたクルマのイラストは、快晴の空の下、右上前方に向かって走ろうとしている。