JAF、年末年始の運転「バッテリー・タイヤ・燃料」など事前チェックでトラブル対策


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JAF(一般社団法人日本自動車連盟・本部所在地:東京都港区、会長:小栗 七生、以下、JAF)は、年末年始のドライブ時のチェックポイントのまとめた。

【参考動画】JAF「練習しておきましょう。タイヤチェーンの付け方」

JAFでは、この期間、トラブルによる救援依頼が増加することが予想されるため、体制を強化して対応する。

■年末年始の救援出動はおよそ9.5秒に1件!バッテリー上がりが最多
昨年の年末年始期間(2014年12月27日~2015年1月4日)、JAFが出動した件数は、8万1928件にのぼり、これは、約9.5秒に1件の割合となる(2014年度年間では約13秒に1件)。

最も多い依頼は「バッテリー上がり」。気温が低いとバッテリー液の温度が下がり、バッテリーの能力も低下する。

バッテリーは消耗品。使用環境によって、劣化の進み方が大きく変化するため、カーディーラー、ガソリンスタンド、カーショップなどでのバッテリーチェックに注意したい。

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■タイヤの空気圧は大丈夫?降雪地ではタイヤチェーンなどを準備
タイヤの空気圧が適正でないと、パンクやバーストの危険性が高まるだけでなく、燃費も悪くなる。ガソリンスタンドなどでチェックしておきたい。

また降雪地域や山間部の道路では、チェーン規制などが実施される場合がある。出先で思いがけず積雪や凍結に遭うことも予想される。

タイヤチェーンやスタッドレスタイヤを準備し、自身でスタッドレスタイヤに交換した時はナットの締め忘れに注意したい。また、タイヤチェーン装着時のゆるみもチェック項目だ。

■「燃料切れ」「燃料凍結」に注意
長距離ドライブの際には早めの給油。高速道路上では、ガソリンスタンドがない区間が長かったり、営業時間外だったりする場合もある。

また、冬は「軽油の凍結」にも注意が必要。比較的温暖な地域で販売されている軽油を入れたクルマが、気温が低いスキー場などに長時間駐車した時などには、軽油(燃料)の流動性が失われ、燃料が噴射できずにエンジンがかからなくなることがある。

これは、軽油の規格(種類)に凍結対策がなされていないため。軽油の凍結を防ぐには、出先の寒冷地で給油する方法が最も簡単な方法。なおガソリンは凍結する心配はない。