キアヌ・リーブス、米国初のF1チーム誕生を描く映像作品に参画

英TV番組制作のAll3Media( オール3メディア )とドキュメンタリーコンテンツを手掛けるNorth One Television( ノースワンテレビション )は7月2日( 米国東部時間発 )、2026年のフォーミュラ1参戦を見据えて立ち上げた〝TWGモータースポーツチーム〟の結成に至る足跡を辿っていく、新たな映像作品を手掛けることを明らかにした。

TWGモータースポーツを統括するゼネラルモーターズ(GM)からの許諾を受けて実現したこの新たなコンテンツは、2026年FIAフォーミュラ1世界選手権™シーズン開幕戦・メルボルンでのデビューに向け、今も準備を進めているアメリカンチーム誕生と成長の経緯を追っていくもの。

より具体的には、チーム内の複数のキーパーソンに着目し、彼らの個々のエピソードで構成される作りとなっており、先の通り、GM傘下のキャデラックが主導したF1チームの創設から、マシン開発、人材獲得に於けるドラマ、組織編成に係るエピソードに至るチームの舞台裏をドキュメンタリータッチでカメラが迫っていく。

そんな新シリーズで、司会者兼エグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、〝マトリックス〟でネオ役を演じ、架空の殺し屋〝ジョン・ウィックシリーズ〟での好演。

更に先の2023年にエミー賞を獲得したディズニー+作品〝Brawn: The Impossible Formula 1 Story(ブラウン:不可能と思われたF1の物語)〟のホスト役でも知られるキアヌ・リーブス。

キアヌは、自身の制作会社KR+SHと共に、このノースワンの制作チームに参画。

制作陣営からのコメントでは、エミー賞受賞監督兼エグゼクティブ・プロデューサーのサイモン・ハマーソン氏と、BAFTA賞を3度受賞したエグゼクティブ・プロデューサーのニール・ダンカンソン氏が手掛けるこの新たな映像作品で、トラックサイドの席からその物語の全てを体験することになるだろうと説明している。

なお新ドキュメンタリーシリーズへの参画についてキアヌ本人は、「このドキュメンタリーは、TWGモータースポーツがGMと提携して立ち上げたキャデラック・フォーミュラ1チームが、組織をゼロから構築するという困難な課題に挑む様子を追っていきます。

このドキュメンタリーシリーズを通して、視聴者の皆様にはF1チーム結成への道程を一緒に歩んで貰い、世界でも最もスリリングスポーツで戦うために必要なことが何かを伝えたいと思っています。

視聴者は、F1チーム独特の世界を垣間見るだけでなく、長らくヨーロッパの強豪が優勢を占めてきたモータースポーツの世界に於いて、アメリカ人らしさを発揮するための努力と葛藤もダイレクトに体験することができます。

それはモータースポーツファンだけでなく、野心的な目標を追い求めるその姿勢、初のUSAに拠点を置くチーム設立の歩みをご覧頂くことで、多くの視聴者を魅了することになるでしょう」とコメントしている。

加えてTWGモータースポーツとキャデラック・フォーミュラ1®チームのCEOを務めるダン・タウリス氏は、「今作品は、大胆な野心と不屈の精神の物語です。そんなドキュメンタリーシリーズの制作に於いて、レースへの情熱と深い知識を持つキアヌと仕事ができることを心から光栄に思います。そして、この素晴らしい物語をGMと共同で作り上げられることモ併せて誇りに思います」と語った。

最後にGMのマーク・ロイス社長は、「私たちは、新しい世代のファンをフォーミュラ1に迎えるべく、アメリカ独自のF1チームを創設するという大胆なミッションに取り組みました。

そんな我々の足跡について、キアヌ・リーブスが参加し、それを語り継いでくれることに心から感激しています。それは新たなスポーツシーンに共に挑む旅を、よりエキサイティングなものにしてくれるでしょう」と述べている。