WHILL(ウィル/本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理)は4月28日、国立民族学博物館
(所在:大阪府吹田市、館長:關雄二)で2025年春に公開された「みんぱく音声ガイド」が、施設で運用中のWHILL自動運転モビリティと連携された。
上記、みんぱく音声ガイドは、同博物館が新たにアコースティガイド・ジャパンと企画・制作したスマーホを使った音声案内システム。
博物館ではウィル移動サービスと組み合わせることで、五感を展示品に全集中できる没入型の新しい鑑賞体験を提案。年齢や障害の有無、体力などに関わらず、誰もが悠々と、数々の展示品観覧を満喫できる体験として整備拡充していく構え。
国立民族学博物館は、約1万2,000点の展示資料や約850本の映像番組などを通して、世界の様々な文化に触れることができるなど、館内の隅々まで愉しめる。
こうした数々の展示品をじっくり鑑賞できるよう同館では、予てより、視覚や聴覚に障害がある来館者、高齢者を含む歩行や体力に困難・不安を抱える、また国外からの訪問など、あらゆる来館者が快適に展示を観覧できる環境整備に取り組んでいる。
その一環として、2024年10月からWHILL社が開発・展開するWHILL自動運転モビリティの運用を開始するなかで、併せてみんぱく音声ガイドを活用した展示案内システムの導入に至った。
対して同博物館内でのWHILL自動運転モビリティは、あらかじめ定められた鑑賞コースを時速0.8km程度(人がゆっくり歩く速さ)で進む。
乗車中は足腰のつらさや体力、疲れなどを気にせず、じっくりと展示品1つ1つに集中して鑑賞できる他、同行者ともほぼ同じペースで巡れるので双方に気兼ねなく鑑賞できる。
みんぱく音声ガイド概要
言語:日本語
収録時間:約30分
対象エリア:▷国立民族学博物館 Cブロック ▷東アジア展示(朝鮮半島の文化、中国地域の文化、アイヌの文化、日本の文化) ▷中央・北アジア展示
利用方法:
・WHILL自動運転モビリティを利用し、搭載されている端末で利用する。(自動再生)
・来館者個人のスマートフォンにて、掲示されているQRコードを読み込み利用する。
・貸出用のスマートフォンにて利用する。※本館2F観覧券売場横の「みんぱく電子ガイド」はカウンターで貸し出す。
利用料金:無料(展示観覧券は必要です)
企画・制作:国立民族学博物館、アコースティガイド・ジャパン
ナレーター:
・小野大輔(みんぱく研究員役)
・赤﨑千夏(みんぱく研究アシスタント役)
※WHILL自動運転モビリティの利用には一部条件がある。詳細はURLを参照されたい:https://www.minpaku.ac.jp/exhibition/permanent/main
アコースティガイド・ジャパンの説明URL:https://www.acoustiguide.co.jp