ステランティス、欧州地域のハイブリッド車販売で首位


ステランティスN.V.は4月28日( アムステルダム発 )、2025年・第1四半期に欧州市場全体(EU30ヵ国)を包括した括りに於いて、自社のハイブリッド車が販売首位に立ったと謳っている。

それによると2025年最初の3ヶ月間は、特にフィアット・パンダとプジョーの208、2008、3008モデルが、この成果を牽引したという。

より詳細には、EU30カ国での市場シェアが17.3%に到達。これは前2024年通期の17%から上昇したことになる。それは2024年第1四半期以来の好成績だとしている。

各国別では、フランス、イタリア、ポルトガル市場で販売リーダーとしての地位を確立。特にフランスでは、プジョー208が首位に立ち、ステランティスのモデルがトップ6で4つランクインした。

一方、イタリアでは、フィアット・パンダが市場で最も売れているモデルとなり、ステランティス車がトップ5に4つランクインしている。

ここで、そうしたステランティスの首位表明を纏めると、2025年3月時点のEU30市場全体に於いて、Bセグメントのステランティス3モデルがベストセラー上位5位にランクイン(プジョー 208が2位、シトロエン C3が4位、オペル コルサが5位)した。

またB-SUVセグメントでは、プジョー 2008が上位となり、C-SUVセグメントでもプジョー 3008がトップ5にランクインした。結果、EU30の小型商用車セグメントで30.2%のシェアを獲得、販売リーダーとしての地位を確固たるものにした。

これにより電気自動車セグメントでは31.5%にまでシェアを伸ばし、ステランティスPro Oneでは、上位10市場のうち8市場で1位を獲得していると説明した。

こうした成果にステランティスで営業担当役員を務めるルカ・ナポリターノ氏は、「私たちは欧州でトップの座を争っており、B-SUVセグメントでも高い競争力を維持しています。

このセグメントでは、シトロエン C3 エアクロス、オペル/ボクスホール フロンテーラ、フィアット グランデ パンダという3つの主力モデルを投入しました。

更にハイブリッド車のラインナップを拡大し、お客様により多くの選択肢を提供すると共に、段階的な電動化への移行を促進するという決定でハイブリッドセグメントでのリーダーとしての地位を確立しました。

加えて中長期的な視点では、3月の受注が年間最高の月となったこと、そして四半期末の受注ポートフォリオが過去10ヶ月で最高水準に達したことも特筆に値します。

今後ステランティスは、第1四半期の好調な業績を背景に、より戦略的な販売戦略を掲げてマーケットに臨みます」と結んだ。