今春より静岡県小山町で公共ライドシェアの試験運行をサポート
ソシオークホールディングス傘下のみつばモビリティ(本社:東京都港区、取締役社長執行役員:浜地 康太)は4月28日、全国の交通空白地の課題解決を目指し、自家用自動車運行管理会社として公共ライドシェアに関わる全ての業務を一括で提供できる「フルパッケージ」サービスを開始した。
上記を踏まえ、こうしたサービスソリューションを活かすべく2025年4月より、静岡県小山町にて公共ライドシェア「OyamaRIDE(おやまライド)」の試験運行をサポートし、地域住民の移動を支える新たなソリューションを提供している。
同社が、こうした公共向けライドシェア運営のフルパッケージサービスを開発・提供した背景には、全国各地で進む高齢化や人口減少により、路線バスやタクシーなどの公共交通事業者の撤退が相次ぎ、住民の移動手段が失われる「交通空白地」の問題が深刻化していることがある。
近年は、こうした地方の空白危機を鑑み、国土交通省が規制緩和を含めて自家用車を活用した有償での運送(公共ライドシェア)を導入をサポートするケース増えてきた。
しかし現実には、運行管理のノウハウ不足や人員不足、地域で運行を担う旅客運送事業者の減少といった問題により、例え「交通空白地」であっても導入がなかなか進まない地域は少なくない。
そこで、公共向けライドシェア運営に関わる様々な懸念を解決するべく、みつばモビリティは、公共ライドシェア運営に必要な機能を一括で提供する「フルパッケージ」サービスを開発・開始した。
これにより、自治体や地域住民にとって利便性の高い持続可能な公共交通サービスの実現を強力にサポートする。
公共ライドシェア「フルパッケージ」サービスとは?
そもそも、みつばモビリティは、年間1,000台以上の車両運行管理実績を持つ運行管理会社として、30年以上に亘り地域の「移動」を支えてきた。
従って昨年度も、全国18の自治体でモビリティ実証実験に参画し、地域交通の課題解決にも積極的に取り組んでいる。同社は、これらの実績とノウハウを活かし、公共ライドシェア運営事業を新たに開始することにした。
同社では、「従来の公共ライドシェアサービスは、導入支援やAIシステム、運行管理が単体で提供されることが多く、地域のニーズに十分応えられないケースも見られました。
当社のフルパッケージサービスは、公共ライドシェア導入開始前の立ち上げ支援から、導入後のサポートまで、これらすべての業務を一括で提供することで、自治体や企業の負担を軽減し、地域ごとの課題に応じた最適なソリューションを実現します。
当社は、今後も全国の自治体や企業と協力し、交通空白地の課題解決に取り組むことで、誰もが安心して移動できる社会の実現に貢献してまいります。
公共ライドシェア・オンデマンドバス・コミュニティバスの実証実験や長期運行にご興味のある自治体様・企業様は、是非お問合せください」と話している。
そんな同社の導入開始前の立ち上げ支援は以下の通り
(1) 公共ライドシェアの導入支援
地域交通の現状分析や課題整理を行い、地域ごとのニーズや予算に応じた最適な運行計画を提案する。また導入開始に必要な運輸局への申請や補助金申請など、手間のかかる業務についてもサポートする。
(2)交通AIシステムの導入支援
提携先の複数システム会社から、地域の実情やご要望に合わせた最適な交通AIシステムを紹介し導入支援を行う。このシステムにより、利用者の予約管理や、利用ニーズに応じた柔軟で効率的な運行ルートの提案も可能となる。
(3)ドライバー採用と認定講習の実施
運転手不足が深刻化する中、みつばモビリティはこれまでの運行管理事業で培ったノウハウを活かし、厳格な採用基準のもと、地域住民から信頼されるドライバーの採用をサポートする。また自家用有償旅客運送に必要な国土交通大臣認定講習を実施し、安全・安心な運行体制の構築をサポートする。
併せて導入後のサポートは以下の通り
(1)安全で効率的な運行管理
ドライバーの点呼やアルコールチェック、健康確認を毎日実施し、安全運行を徹底する。また運転手のシフト調整や車両数の適切な管理を行い、地域のニーズに応じた柔軟な運行体制を維持する。
加えて全車両に最新型AI搭載ドライブレコーダーを導入し、運転データを蓄積・分析。必要に応じて個別研修を実施し、ドライバーの質を向上させていく。
(2)きめ細かい予約・配車サポート
高齢者が多い地域でも安心して利用できるよう、問い合わせに対応するコールセンター業務を提供する。また予約状況に応じた配車管理をシステムで行い、ドライバーの運行状況を常にモニタリングしながら、効率的な配車指示を行う。
(3)万が一の際も安心のサポート
万が一の事故に備え、ライドシェア対応の保険を紹介し、事故処理や代車手配、相手方との交渉などにも対応する。また日々のシステム保守メンテナンスや車両の点検・整備を行い、安全・安心で利便性の高い運行を支えていく。
なお、みつばモビリティでは2025年4月より、静岡県小山町で「公共ライドシェア」の試験運行を開始している。具体的には、小山町での公共ライドシェア「OyamaRIDE(おやまライド)」の試験運行をサポート。
自家用車を活用し、個人ドライバーと利用者をアプリでマッチングするオンデマンド型サービスで、AIにより最適なルートを生成し、効率的な移動を支えていく構えという。
<試験運行概要>
運行期間:令和7年4月1日~30日まで
運行時間:平日 8:00~13:00 ※土日祝運休
運行台数:3台
予約受付:アプリ経由のみ、乗車日当日を含む7日前~乗車直前まで
運賃:有料 ※道路運送法第78条第2号に基づく自家用有償旅客運送
運賃詳細:静岡県タクシー協会・静岡地区の距離別運賃(普通車)の8割*障がい者の方が同乗する場合は1割引(乗車時に障がい者手帳を提示する)
支払方法:クレジットカードのみ(事前アプリ内決済)
運行地域:静岡県小山町全域、御殿場市全域(発着は小山町内に限る)
乗降所:Door to Door(地図上から好みの乗降場所を選択可能)
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株式会社みつばモビリティ
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誰もが いつでも どこへでも 行きたいときに 行ける未来へ
~TO THE FUTURE OF MOBILITY~
取締役社長執行役員:浜地 康太
所在地:〒108-0073東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー 3階
創業:1994年6月
事業:モビリティサービス事業
URL:https://www.mitsuba-c.jp/
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株式会社みつばモビリティ 事業開発部
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担当:飯澤
TEL:03-3457-1101
問い合わせフォーム:https://www.mitsuba-c.jp/contact-publicrideshare/
みつばモビリティの実績
2024年度、全国18自治体で実施されたモビリティ実証実験に参画した。
詳細については以下サイトを閲覧されたい。
https://www.mitsuba-c.jp/20250304/
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ソシオークホールディングス株式会社
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代表者:大隈 太嘉志
所在地:〒108-0073東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー 3階
設立:2013年10月
事業内容:給食サービス・子育て支援サービス・モビリティサービスなどを営む事業会社を擁する持株会社
グループ会社 :葉隠勇進株式会社/株式会社明日葉/株式会社あしたばマインド/株式会社みつばコミュニティ/株式会社てしお夢ふぁーむ/株式会社リーフサポート/ユアーズエバー株式会社/株式会社ニューステップ/株式会社ハートコーポレイション/株式会社ハートコーポレイション首都圏/株式会社健栄/株式会社アンフープ/UNHOOP PHILIPPINES, INC/株式会社マシュマロの樹/株式会社オーティーシー/ソシオークヒューテック株式会社
URL:https://www.socioak.com/