ボルボ本社、クリスマスの買い物を愛車のトランクルームに配送


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ボルボ・カーズ(本社:ヴェストラ・イェータランド県・イエテボリ、CEO:ホーカン·サミュエルソン、以下ボルボ)は、ブラックフライデーと、サイバーマンデー(感謝祭、クリスマス商戦時のオンラインショッピング等が殺到する時期)の到来前に、クリスマスの買い物から解放する新施策を打ち出した。

同社は、世界初の商業ベースでの車への直接配達サービスを、北欧地域のコミュニケーション&物流サプライヤーの最大手「PostNord」、玩具&子ども用品オンラインストア最大手である「Lekmer.com」、スウェーデンの食料品ネットスーパー「Mat.se」と、協力して開始した。

つまり、クリスマスのおもちゃや贈り物、食べ物や飲み物を直接車のトランクルームに送り届けるサービスだ。

ボルボは顧客の愛車のトランクルームへの直接配達で、クリスマスの買い物にありがちな、混雑した都市中心部で駐車場を探したり、人波に飲まれたり、配送ミスにがっかりしたりといった、多くの不快なことを排除し、楽しいクリスマスを提供する。

なお、同種のサービスは既にアウディが今年5月、ドイツ・ミュンヘンにおいて、試験実施を行っており、車への直接配達スタイルには、顧客の車に一度だけアクセス可能なデジタルキーを使う。

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車のオーナーは、ネットで商品を注文するだけで、あとは商品配達の通知を受け取り、荷物が届けられている車を運転して帰宅すれば良い。

同社のセールス・マーケティング及びカスタマーサービス担当上級副社長のビョルン・アンウォール氏は、「クリスマスは楽しいものです。

しかし、正直に言うと、多くの家族にとって忙しい時でもあります。このサービスは、買い物をより容易なものとします。

車への直接配達システムは、コネクティッドカー・テクノロジーが時間を節約し、生活を便利にするために有益であることの確かな証明となるでしょう」と述べている。

この直接配達システムは現在、ボルボの「オン・コール」サービスを契約しているスウェーデン・イェーテボリの顧客が利用可能。

ちなみに同社では、他のライバルメーカーに先駆け、将来的にはスウェーデン全域や、他の国への導入拡大を計画しているという。

このサービスの利用ついて上級副社長兼チーフ・インフォメーション・オフィサーのクラス・ベンドリック氏は、「利用は非常に簡単です。ボルボ車のオーナーは、ギフトや食品、飲み物などをネットで購入の際、車への直接配達のオプションを選択するだけでいいのです。

この配達サービスは、新しいテクノロジーをどのように車に導入するべきなのかという課題に対して、ボルボが幅広い取り組みを行っていることを示す好例です。

ボルボは常に、自動車の安全や自動運転、コネクティビティの分野で、新技術の探求に力を注いでいますが、その思想の根底には、北欧の合理性、つまり、人の命を守り、時間を節約し、ドライバーに便利でメリットのある技術だけを導入していくという考えがあります。

ボルボはテクノロジーのためのテクノロジーには関心はありません。それが顧客の生活をよりよく、より便利に、より安全で楽しいものにしないのであれば、そのテクノロジーを使うことはありません」と結んでいる。※現時点に於いて日本での導入は未定。

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