パナソニック、通信対応カーナビ+クラウドで業務状況の見える化を実現


パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役 社長:津賀 一宏、以下:パナソニック)は、企業向けにAV一体型カーナビゲーション「ストラーダ」CN-B300B-Aを用いて、各拠点の業務車両情報をクラウド上のサーバーで一元管理を可能とする「DRIVEBOSS(ドライブボス)」クラウドサービスを9月1日から開始した。

業務用通信対応カーナビ CN-B300B-Aとクラウドシステム DRIVEBOSS (活用イメージ)

近年、業務車両を保有している企業では、車両運行・業務管理の効率化と安全運転サポートへのニーズが拡大している。

パナソニックは、2014年にポータブルナビを使った車両運行管理システムを発売、2016年2月にSDメモリーカードを活用したクラウド型「DRIVEBOSS」のサービスを開始し、幅広い業務効率化へのニーズに応えてきた。

今回リリースしたシステムでは、通信アダプタ(別売)を装着した業務用カーナビ(CN-B300B-A)を用いて記録した各車両の運行データをクラウドシステム「DRIVEBOSS」に随時送信し蓄積する。

これによって各拠点では「DRIVEBOSS」で車両の現在位置や勤務状況が把握でき、各ドライバーの訪問リストを車両へ送信するなどの業務指示が可能となる。

また急ブレーキを使用する頻度が高かった危険地点を過去の走行データから自動登録し、付近走行時にはカーナビの音声案内で注意喚起することで、安全運転の啓蒙が図れる。

さらに管理者は各拠点の運行データを一元管理でき、集計・分析して効率的なドライバーの配置などの業務改善にも役立つとしている。

これら機能の主な特長は以下の通り

1. 通信機能に対応し、安心・安全機能が充実した運行管理システム専用据え置き型カーナビ(CN-B300B-A)を利用。

新たに通信機能に対応し、SDカード等の記録メディアを介さずに、クラウドシステム「DRIVEBOSS」とリアルタイムでデータのやり取りが可能となり、事務処理の効率化を実現。

カーナビとしては、交通情報サービス「VICS WIDE」を搭載し、渋滞を避けたルート探索が可能。本体内にパナソニック製ETC車載器を収めるスペースを確保し、省スペースな取り付けを実現。※通信機能には別売の通信アダプタが必要。

2. 車両位置確認やメッセージ通信、訪問先マップを活用し、業務効率化に貢献。

5分毎にカーナビから送信される位置情報で、拠点にいながら各車両の位置、作業状態、ルート案内中の目的地と到着予定時刻や長時間運転などのアラート情報が確認できる。

また訪問先への訪問回数、作業内容、未訪問先等をリストやマップ表示で確認することができる。

一方、車両側では「DRIVEBOSS」に蓄積されている訪問先リストをカーナビに設定するとリスト順に自動でルート案内もできる。

3. 運転者評価やアラートメール、ヒヤリハットマップによる安全運転サポート。

ドライバー毎に、速度超過、急加速運転データに基づいた点数評価ができ、危険運転が発生した時には、管理者へアラートメールを送信し、拠点毎あるいは、企業全体の安全運転の啓蒙に活用できる。

ヒヤリハットの多い地点をマップ表示し、危険運転多発地点付近を走行時には、カーナビの音声案内で注意喚起。危険運転の見える化で、安全運転の啓蒙に活用できる。

事故などの緊急事態発生時に、カーナビの緊急ボタンを押すと車両位置やドライバー名などのアラートメールが管理者に送信され緊急通知ができる。

4. 日報・月報の自動作成によるコスト負担軽減
走行経路や運転者評価などの日報・月報を自動作成し、ドライバーの業務時間が短縮できる。

問い合わせ先
・カーナビに関して
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社お客様ご相談センター(オートモーティブ)
フリーダイヤル 0120-50-8729(受付時間 9:00~18:30 365日)

・DRIVEBOSS(ドライブボス)に関して
パナソニック カーエレクトロニクス株式会社
050-3734-6016(受付時間 9:30~17:30 土・日・祝日・パナソニック カーエレクトロニクス株式会社の休日を除く)

<関連情報>
・業務用SSDカーナビステーション CN-B300B-A
https://panasonic.jp/car/navi/products/operational_control/navigation/index.html 
・業務車両管理システム DRIVEBOSS
https://www.car.panasonic.co.jp/pce_top/