クラレ( 本社:東京都千代田区、社長:川原 仁 )のアンビエントライト用中間膜( SkyViera® / 空間を柔らかく照らす間接照明 )が、インド大手自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラ社( M&M社
)の電気自動車「BE 6」と「XEV 9e」のパノラマサンルーフに採用された。
ちなみにマヒンドラ&マヒンドラ社は、1945年に設立されたインドのムンバイに本社を置く多国籍コングロマリット( マヒンドラ・グループ )の中核を担う自動車メーカーであり、電気自動車( EV )、ピックアップトラック、商用車、二輪車など幅広い車種を展開し、SUVおよびEV部門を強化している最中にある。
そもそも近年世界の自動車メーカーは、〝走る〟〝曲がる〟〝止まる〟を筆頭とする機能・性能向上に留まらず、人々の心を動かすような感動体験の創出に注力している。今回M&M社では、ユーザーの心に響く体験を重視したデザイン思想「Heartcore Design」をもとに次世代SUVの開発を進めてきた。
そうしたなかでクラレのSkyVieraは、ガラスにデザイン性と照明機能を付加できる中間膜として、M&M社の求める精緻なデザインが高クオリティで印刷できる点、ガラスの透明度が高くコントラストが明瞭なサンルーフ照明を設計できる点が評価されて採用に繫がったという。
そんなSkyVieraは、同社の高機能中間膜( トロシフォル® )シリーズのひとつであり、空間を彩る間接照明用の特殊なPVBフィルムとなっている。通常のPVB中間膜との併用により、安全性能を保ちながら、美しい仕上がりを実現できる。
また更に表面には顧客のニーズに応じたオリジナルデザインの印刷も可能で、今回は自動車のルーフガラスに採用されたが、他の部位の合わせガラスにも応用できるものだという。
なお、今回採用された2タイプは、ラグジュアリーな体験を追求したコンセプトや、アメリカン・コミックスのダークヒーロー像に着想を得たユニークな限定版エディションなど、デザイン性の高さでも市場の注目を集めているとした。
クラレでは、SkyVieraの独創的なデザイン表現で、メーカーのブランド価値向上や製品の差別化に今後も貢献していきますと話している。
株式会社クラレ
業種:製造業
本社:所在地東京都千代田区大手町2-6-4常盤橋タワー
電話番号:03-6701-1000
代表者:名川原仁
上場:東証プライム
資本金:890億円
設立:1926年06月
URL:http://www.kuraray.co.jp/