ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは5月7日(オハイオ州アクロン発)、以前に発表していた欧州、北米、オセアニアに於ける消費者向け、商業用、その他の特殊タイヤに関するダンロップブランドの権利、ならびに関連する知的財産と在庫を日本の住友ゴム工業(SRI)への一連の売却手続きを同日付けで完了させた。
これについてグッドイヤー最高経営責任者兼社長のマーク・スチュワート氏は、「ダンロップブランドの売却は、ポートフォリオの最適化、レバレッジの削減、そしてコアブランドポートフォリオへの注力強化を通じて、グッドイヤー・フォワードを前進させる新たな取り組みです。
我々はグッドイヤーは事業の変革とターゲットセグメントの成長という大きな進歩を遂げており、今後も目標を達成できると確信しています」と述べた。
取引完了時の現金収入総額は7億3,500万ドルで、内訳はダンロップブランド5億2,600万ドル、移行支援費用1億500万ドル、在庫1億400万ドル。
グッドイヤーは、この取引資金をグッドイヤー・フォワード事業変革計画に関連するレバレッジ削減に充てる予定。
なお、この手続きについてGoldman Sachs & Co. LLC が主任財務顧問、Barclays Capital Inc. が財務顧問、Cleary Gottlieb Steen & Hamilton LLP がグッドイヤーの法律顧問を務めた。