アストンマーティン、APAC+中国のRVPにカール・ベイリス氏

アストンマーティン・ラゴンダは5月1日(英ゲイドン発)、アジア市場拡大を視野にラグジュアリー・カーブランドの要職を歴任した後、アストンマーティンアメリカのリージョナル・プレジデント(RVC)を務めたカール・ベイリス氏を、新たにAPAC及び中国のリージョナル・プレジデントに任命した。ベイリスは2025年5月1日より就任する。

ベイリス氏はポルシェ、フェラーリ、ブガッティといった高級車ブランドで数々の成功を治め、2022年にアストンマーティン・ラゴンダに加わった。

グローバルヘッド・オブ・アフターセールスを経て、アメリカのリージョナル・プレジデントに就任し、この度APAC及び中国のリージョナル・プレジデントに任命された。

またベイリスは20年以上の長いキャリアの中でもポルシェ、フェラーリ在籍時には上海(中国)、ブガッティでは香港でマネージャーを務め、アジア市場拡大を牽引してきた。

今回の任命について、チーフ・コマーシャル・オフィサーのジョリオン・ナッシュ氏は、「カールは、ブガッティ、フェラーリ、ポルシェブランドで働いた経験を通じて、中国およびアジアパシフィック地域でおおよそ10年のウルトララグジュアリー自動車業界の経験を有しています。

アストンマーティンには2022年に入社して以来、彼の強みである業界知識やネットワークといった知見を活用して、弊社の事業をけん引してリージョンに還元してきました。今後は日本市場の更なる伸長のために役立てていくことでしょう」と述べた。

————————————————————

アストンマーティンの足跡

さてアストンマーティンは1913年に、ライオネル・マーティン氏とロバート・バンフォード氏によって設立された。

当初からスタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られていた。

今日、アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップに美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなどの一連のラグジュアリー・モデルを生み出している。

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売してきた。

スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されている。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げている。

その源流となったラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場している。

2020年には、ローレンス・ストロール氏が同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームと共にモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出している。