BMW、旗艦モデル「7シリーズ」に新世代ハイブリッドの「740e iPerformance」を追加


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大容量バッテリーと高出力モーター搭載で、3.0リッター過給エンジン車を上回る動力性能と、42kmまでゼロ・エミッション走行が可能な環境性能を両立

ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ペーター・クロンシュナーブル、以下BMW)は、モデルライン上のフラッグシップモデルにあたる7シリーズに、新世代ハイブリッド・モデル「新型BMW 740e iPerformance(ナナ・ヨン・マル・イー・アイ・パフォーマンス)」を追加。

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10月13日より全国のBMW正規ディーラーに於いて注文受付を開始する。なお納車は10月下旬からを予定している。

この新型BMW 740e iPerformanceは、量産車初の新機能を数多く採用し「ワールド・ラグジュアリー・カー・オブ・ザ・イヤー2016」を受賞したBMWのフラッグシップ・モデル「BMW 7シリーズ」がベース。

これに持続可能なモビリティを提供するBMWのサブ・ブランド「BMW i」に初搭載された電気駆動技術「eDrive(イー・ドライブ)」を組み合わせ、BMWならではの卓越した運動性能と高い環境性能の両立を実現した。

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持続可能なモビリティを提供するBMWのサブ・ブランド「BMW i」の電気駆動技術「eDrive」を搭載したiPerformanceモデル

その車体に、9.2kWhの大容量リチウムイオン・バッテリーを搭載した新世代ハイブリッド「BMW 740e iPerformance」は、BMWグループの新エンジン・ファミリーである2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンに、8速オートマチック・トランスミッションと一体化された高出力電気モーターを組み合わせた。

これによりシステム・トータルの最高出力は240kW(326ps)を発揮、最大トルクは500Nm(51.0kgm)の卓越したパワーを難なく発生させる。

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このパワーユニットが果たすパフォーマンスは、0-100km/h加速5.4秒(ヨーロッパ仕様車値)、まさしく3.0リッター過給エンジン車を上回る卓越した動力性能を実現している。

それでいて、電気モーターのみでの走行の場合、42km(JC08モード)までゼロ・エミッション走行が可能な仕様だ(速度域は時速140kmまで)。

メーカー希望小売価格(消費税込み)と主な仕様は以下の通り

モデル:740e iPerformance
– パワートレイン:
2.0リッター直列4気筒DOHC
BMWツインパワー・ターボ・エンジン+電気モーター
– トランスミッション:8速AT
– 希望小売価格:¥ 11,690,000-

モデル:740e iPerformance M Sport
– パワートレイン:
2.0リッター直列4気筒DOHC
BMWツインパワー・ターボ・エンジン+電気モーター
– トランスミッション:8速AT
– 希望小売価格:¥ 12,400,000-

※右ハンドル仕様

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走行中でも100%までバッテリーの充電が可能な新世代ハイブリッド・システムは、公共充電サービス「ChargeNow」を付帯し、全国の提携充電器にて無料で充電が可能

さらに、新型BMW 740e iPerformanceでは、ブレーキ時や下り坂での運動エネルギーを回収し、走行中でも100%までバッテリーを充電することが可能である。

加えて、全国約8,500基の提携充電ステーションにて1年間無料で充電が可能なBMW専用の公共充電サービス「ChargeNow(チャージナウ)」を車両に付帯し、快適かつ利便性に優れたeモビリティ・ライフを提供する。

新型BMW 740e iPerformanceは、BMWグループの経営方針である「持続可能なモビリティの実現」に向け、更なる電動化技術の普及を図るべく、大容量リチウムイオン・バッテリーを採用。

こうした新世代ハイブリッド・システムの搭載にもかかわらず、BMW 7シリーズのエントリー・モデルを担う戦略的な価格設定を実現している。

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卓越したパワーと優れた環境性能を両立した革新的な新世代ハイブリッド・システム

BMW EfficientDynamicsの理念を追求するべく、搭載ユニットはBMWグループの新しいエンジン・ファミリーに属する新世代モジュラー・エンジンである2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンが載せられている。

これはツインスクロール・ターボ・チャージャーに、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、無段階可変バルブ・コントロール・システムのバルブトロニック、バリアブル・カムシャフト・コントロール・システムのダブルVANOSを組み合わせ、エンジン単体で最高出力190kW(258ps)/5,000rpm、および、最大トルク 400Nm(40.8kgm)/1,550-4,400rpmを発生する。

これに加えて8速オートマチック・トランスミッションに組み込まれた高出力の電気モーターは、最高83kW(113ps)/3,170rpmの出力を生み出し、タイヤガ転がり始めた瞬間から最大トルク値の250Nm(25.5kgm)を発生させる。

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このパワーの源泉となるバッテリー容量は、9.2 kWhの高電圧リチウムイオン・バッテリーを搭載。電気モーターのみでの走行の場合、42km*までゼロ・エミッション走行が可能である(速度域は時速140kmまで)。*: EV走行換算距離(JC08モード)

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さらにプラグイン・ハイブリッド自動車として、エコカー減税対象車の認定を取得予定し、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となり、翌年度の自動車税も75%減税となる。

更なる電動化技術の普及を図るべく、新世代ハイブリッド・システムの搭載にもかかわらず、BMW 7シリーズのエントリー・モデルを担う戦略的な価格設定を実現

パワーレンジは、ドライバーの好みやドライビング・スタイルに応じて、ボタン操作ひとつで走行モードの変更が可能だ。

具体的には、電気モーターとガソリン・エンジンのオペレーション・モードを「eDriveボタン」で切り替えが可能。走行モードは以下3つから設定可能となっている。

  • AUTO eDrive:  電気モーターとガソリン・エンジンが最適なバランスで高効率に連動するデフォルトの走行モード。時速約80kmまではゼロ・エミッション走行が可能。
  • MAX eDrive: 時速140kmまでの速度域で、電気モーターの駆動力のみでゼロ・エミッション走行が可能。キック・ダウン操作によりエンジンが始動。
  • Battery Control: バッテリーの充電量を減らさないように効率的な走行するとともにガソリン・エンジンによる発電を行う。
  • なおバッテリー充電量の値を最高100%までドライバーが任意に設定可能で、走行中においても100%まで充電量を増やすことができる(設定した充電量以上の場合は残量を維持)。

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さらに、「ドライビング・パフォーマンス・コントロール・ボタン」により、エンジン・レスポンス、ステアリング、トランスミッション、サスペンションのダンピング特性を、ドライバーの好みに応じて「COMFORT」、「SPORT」、「ECO PRO」、「Adaptive」の各モードに設定が可能で、電気駆動走行のメリットをさらに強化できる。

優れた多様性と利便性を備えた新世代ハイブリッド・モデルは、平常時に於ける使い勝手でも優れている

高電圧リチウムイオン・バッテリーを後席下に、ガソリン・タンクを。ラゲージ・ルームの床下に格納することにより、ラゲージ・ルーム容量420ℓを確保。

さらに、ラゲージ・フロアーの後端部を折りたたみ式とすることにより、背の高い荷物を収納する際にはラゲージ・フロアーを低くすることが可能で、高い機能性と利便性を実現。

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BMW専用の公共充電サービス「ChargeNow」は車両に付帯されており、快適かつ利便性に優れたeモビリティ・ライフを提供していく。

  • 提携する国内最大の充電器ネットワーク「NCSネットワーク」の普通充電器が初年度無料*で利用可能である(2016年8月末時点の普通充電器設置数は約8,500基)。約4時間で満充電となる。*: 2年目より2,500円(消費税抜き)の月会費がかかる。
  • また、無料の専用スマートフォン・アプリ「ChargeNow App」内で、全国の提携充電ステーションをマップ上に表示したり、充電ステーションの詳細(急速充電器と普通充電器の設置数など)や、充電器ごとのリアルタイム満空情報を入手することが可能である。
  • これにより、ドライブ中に充電が必要な際に、最寄りの充電ステーションの充電器の空き状況が手軽に確認できるため、効率的なドライブを愉しむことができる。

なお自宅では、EV専用充電コンセント(車両に付属の普通充電ケーブルを利用)、またはBMW iウォールボックス・ピュアから充電(200V/15A)することが可能で、約4時間で満充電となる。

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革新的なテレマティクス・サービス「BMWコネクテッド・ドライブ」に、スマートフォンを利用して簡単にクルマにアクセスできる「eDriveサービス」を標準装備し、例えば、スマートフォンから以下の機能・サービスが利用可能である。

  • 各種点検の実施時期や、車両位置などの情報に加え、電動駆動による航続可能距離やバッテリーの充電状況もスマートフォンから確認することができる。
  • スマートフォンからリモート・コントロールで車外からエア・コンディショナーを起動させ、乗車前に車内を快適な状況にすることが可能。
  •  BMWテレサービスのバッテリー・ガードは、例えばバッテリー電圧が規定より低下すると、車両からバッテリー異常を自動的にBMW正規ディーラーに通知。
  • さらに、バッテリーの充電が必要な場合や、ライトの消し忘れがあった場合には、eメールにて通知を受けることができる。

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新型BMW 740e iPerformanceの主な標準装備品

アクティブ・プロテクション
PDC/パーク・ディスタンス・コントロール(フロント&リヤ、ビジュアル表示機能付)
パーキング・アシスト
ドライビング・アシスト・プラス
– ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
– ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
– レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
– レーン・チェンジ・ウォーニング
– アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション
– 前車接近警告機能
– 衝突回避・被害軽減ブレーキ
– 後車衝突警告機能
– クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)

トップ・ビュー+ 3Dビュー
サイド・ビュー・カメラ、リヤ・ビュー・カメラ(予測進路表示機能付)

BMWコネクテッドドライブ・スタンダード
– BMW SOSコール
– BMWテレサービス
– BMWリモート・サービス

BMWコネクテッドドライブ・プレミアム
– BMWドライバー・サポート・デスク
– BMWコネクテッドドライブ・サービス

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  • BMWサービス・インクルーシブ・プラス(3年メインテナンス・パッケージ)
  • セルフ・レベリング機能付2アクスル・エア・サスペンション
  • ダイナミック・ダンピング・コントロール
  • ドライビングパフォーマンスコントロール(ECO PROモード、Adaptiveモード付)
  • インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング(前後輪統合制御ステアリング・システム)
  • ウェルカム・ライト・カーペット
  • ソフト・クローズ・ドア(フロント&リヤ)
  • オートマチック・トランク・リッド・オペレーション(オープン/クローズ)
  • コンフォート・アクセス(スマート・オープン/クローズ機能付)
  • LEDヘッドライト(LEDハイ/ロービーム、LEDインジケータ、LEDアクセント・ライン、LEDコーナリング・ライト。光軸自動調整機構付)
  • マルチ・ディスプレイ・メーター・パネル
  • 4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー
  • フロント・コンフォート・シート
  • フロント・アクティブ・ベンチレーション
  • シート・ヒーティング(フロント&リヤ)
  • マッサージ機能(運転席&助手席)
  • エクスクルーシブ・ナッパ・レザー・インテリア
  • アンビエント・ライト
  • HDDナビゲーション・システム(VICS3メディア対応)
  • 10.2インチ・ワイド・コントロール・ディスプレイ(タッチ・パネル機能付)
  • iDriveコントローラー(コントロール・ディスプレイ用、ダイレクト・メニュー・コントロール・ボタン、タッチ・パッド付)
  • インテグレイテッド・オーナーズ・ハンドブック
  • 地上デジタルTVチューナー(12セグ/ワンセグ自動切替)
  • USBオーディオ・インターフェース
  • ワイヤレス・チャージング
  • harman/kardonサラウンド・サウンド・システム
  • ハンズフリー・テレフォン・システム
  • ITSスポット対応DSRC車載器(ルーム・ミラー内蔵、ETC機能付)
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BMW 7シリーズについて
BMW 7シリーズは、1977年の登場以来、ダイナミズムとラグジュアリーを高次元で融合すると共に、モデル・チェンジ毎に数多くの革新技術を取り入れ、約40年間に渡って常に最も革新的なラグジュアリー・セダンとして君臨し続けるBMWのフラッグシップ・モデルである。

2015年10月に販売を開始した第6世代目となる現行モデルでは、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を随所に採用した革新的ボディ構造「カーボン・コア」、LEDヘッドライトに比べ2倍もの照射距離を実現した次世代のライト技術「BMW レーザー・ライト」、ドライバーの手の動きを認識して車載コントロール・システムの操作が可能な「ジェスチャー・コントロール」、車外から遠隔操作で駐車することができる「リモート・パーキング」など、量産車初の革新的機能を数多く採用し、「ワールド・ラグジュアリー・カー・オブ・ザ・イヤー2016」を受賞している。

iPerformanceについて
持続可能なモビリティを提供するBMWのサブ・ブランド「BMW i」に初搭載された革新的な電気駆動技術「eDrive」を採用したBMWの新世代ハイブリッド・モデルである。

iPerformanceモデルは、BMWならではの卓越した運動性能とともに、大容量リチウムイオン・バッテリーの搭載により、モデルにより31km~42km(JC08モード)までのゼロ・エミッション走行が可能な高い環境性能を実現している。

また、iPerformanceモデルは、ブレーキ時や下り坂での運動エネルギーを回収し、モデルにより90%~100%の値までバッテリーを走行中に充電することが可能である。

加えて、全国約8,500基の提携充電ステーションにて無料で充電が可能なBMW専用の公共充電サービス「ChargeNow」を車両に付帯し、快適かつ利便性に優れたeモビリティ・ライフを提供する。

今回はBMWのクリーン・ディーゼル・モデル同様に、iPerformanceモデルにも戦略的な価格設定を実施し、量販価格帯に導入し、より多くの顧客にBMWの新世代ハイブリッド・モデルを提供することにより、CO2排出量の低減に貢献、BMWグループの経営方針である「持続可能なモビリティの実現」を目指す。

iPerformanceモデルは、今回発表のBMW 740e iPerformanceに加え、BMW 330e iPerformance、BMW 225xe アクティブ ツアラー iPerformance、BMW X5 xDrive40eの計4モデルをラインアップする。