SCSK、同社初のコンセプトEVをJMS2025に出展

1968年にシステムインテグレーターとして創業したSCSK(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭)は、「JapanMobility Show 2025」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日)に、独自開発したEVを出展・初披露する。

出展車両は、SCSKがクルマの“つくり方”をソフトウェア起点(SDV/Software Defined Vehicle)で再定義し、僅か9カ月で完成させたEVだという。

車両には、個々のユーザーに最適化された体験を提供できるパーソナライズAIを搭載した。車両開発の意図はハードウェアを製造しないSCSKが、海外パートナーとの水平分業によるエコシステムを構築し、従来の垂直統合開発とは一線を画すアプローチで作り出したもの。

同社は、こうした取り組みを介して、日本のモビリティ産業の発展に貢献することを夢見ているとした。同社がクルマづくりに取り組んだ想いは、更に以下に記載していく。

1.なぜIT会社がクルマをつくったのか

SCSKは、環境負荷の低減や地域交通の最適化など、社会課題の解決を目指し、社会的価値の創出とサステナビリティの観点からモビリティ事業に取り組んでいる。

現在、自動車業界では、SDVへのシフトが急速に進んでおり、車両の機能や価値がソフトウェアによって定義される時代へと変化してきた。

このような変革期に於いて、ソフトウェアがもたらす未来の体験価値を先取りするため、IT企業ならではの技術力と柔軟性を活かしたいと考えた同社は、自らの自動車開発に取り組んだ。

2.公開するEVの特長

当該車両は、進化し続けるクルマの実現を目指し、移動空間を一人ひとりに寄り添う“体験の場”へと変えるコンセプトモデル。その特徴は以下の通り。

<パーソナライズされる車内空間「Intelligent Cockpit」>

  • 海外サプライヤーと共同開発した、8K画質の44.6インチ「ピラーtoピラーディスプレイ」を搭載。
  • 統合型・ディスプレイによる没入感のある体験を提供。
  • 運転席や助手席、後部座席で別々のコンテンツを同時に楽しむことができる。
  • ユーザーの好みに応じたコックピット空間、パーソナライズドAIエージェントサービスを提供。ディスプレイの壁紙更新や車内空調制御、観光地の画像検索などを、ユーザーの嗜好に最適化されたレコメンデーションを実現していく。

3.SCSKモビリティ事業の概要

今回のブース出展でSCSKが目指すものは、ひとつの企業では成し得ない共創によるモビリティ社会の実現だとした。

自動車メーカーが培ってきた技術と、SCSKが持つIT・ソフトウェアの強みを掛け合わせ、業界全体の力を結集することで、新たなモビリティサービスを広げていきく。

その思いを込めた合言葉として、“みんなでクルマをつくればいい”、そして「SCSKがモビリティ社会の未来を変える!」を掲げている。

今回の完成車展示は、この共創の考えを具現化する第一歩として業界を越えた新たな共創パートナーと出会う機会と位置づけているとしている。

4.Japan Mobility Show 2025 出展概要
SCSK展示ブース:東京ビッグサイト西1F ホール、ブース番号W1002

会場ガイドマップ/西展示棟1 階(西1・2 ホール)https://www.japan-mobility-show.com/showguide/west12.html

プレスカンファレンス日時
2025 年10 月30 日(木) 8:20~8:30 SCSKブースにて
※プレスデー:10 月29 日(水)〜10 月30 日(木) / 一般公開日 :10 月31 日(金)〜11 月9 日(日)

 
 




 
 

Amazon Prime video / Amazon AD

「ザ・イノベイター」車で世界を創った男たち (字幕版)

– 欧州で生まれ、アメリカの礎を築き、
日本の躍進を支えた自動車産業の歴史を辿る –