本田技研工業(ホンダ/本社:東京都港区、取締役代表執行役社長:三部敏宏)は7年7月16日国土交通大臣に対して、下記の通りリコールの届出があった。
なお不具合箇所は着脱式バッテリによるもの(詳細は以下、同社発表の通り)
リコール届出一覧表
リコール届出日:令和7年7月16日
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リコール届出番号:5703
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リコール開始日 :令和7年7月16日
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届出者の氏名又は名称:
本田技研工業株式会社 問い合わせ先:お客様相談センター
代表執行役社長三部敏宏 TEL0120-086819
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不具合の部位(部品名):その他(着脱式可搬バッテリ)
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基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
– 電動二輪車に搭載する着脱式可搬バッテリにおいて、バッテリ内のセルと構成する部品の溶接条件が不適切なため、損傷したセルから電解液が漏れることがある。そのため、そのまま使用を続けると、漏れた電解液により金属が析出し短絡して、セルが発火し火災に至るおそれがある。
– 改善措置の内容全数、着脱式可搬バッテリを対策品に交換する。なお、対策品に交換するまでは、使用者へ使用停止を要請する。
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不具合件数:3件
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事故の有無火災:3件
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発見の動機:市場からの情報による。
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自動車使用者及び自動車特定整備事業者等に周知させるための措置:
・使用者:電話等で通知する。
・自動車特定整備事業者等:使用者を把握していることから、周知のための措置はとらない。
・弊社のインターネットホームページに掲載する。
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車名:ホンダ
型式/通称名
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ZAD-EF07/「ベンリィ eⅠ」
ZAD-EF08/「ベンリィeⅠプロ」
ZAD-EF09/「ベンリィeⅠMD」
ZAD-EF10/「ベンリィ eⅡ」
ZAD-EF11/「ベンリィeⅡプロ」
ZAD-EF12/「ベンリィeⅡMD」
ZAD-EF13/「ジャイロ e:」
ZAD-EF14/「ジャイロキャノピーe:」
ZAD-EF16/「EM1 e:」
ZAD-EF18/「CUV e:」
(計10型式)/(計10車種)
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リコール対象車の車台番号の範囲及び製作期間:
UAHD-1000001~UAHD-1019282
令和 3 年 7 月 2 日~令和 5 年 4 月 21 日
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リコール対象車の台数:19,279(製作期間の全体の範囲)
令和3年7月2日~令和5年4月21日(計19,279台)
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※他の車両にも使用可能である着脱式可搬バッテリであるため、「リコール対象車の車台番号」とあるのは「着脱式可搬バッテリの製造番号」と「リコール対象車の台数」とあるのは「着脱式可搬バッテリの台数」と読み替えるものとします。
なお、車名、型式及び通称名については、現在、着脱式可搬バッテリを使用可能な車名、型式及び通称名を示しており、今後、使用可能な車名、型式及び通称名が拡大した場合であっても当該着脱式可搬バッテリを使用するものはリコール対象とします。