米ゼネラルモーターズ・カンパニー( GM / 本社:米ミシガン州デトロイト市、CEO:メアリー・T・バーラ )は7月17日、ジム・キャンベル氏をパフォーマンスおよびモータースポーツ商業事業担当副社長に任命した。
今後キャンベル氏は、GMのモータースポーツプログラムの商業運営を統括し、キャデラックF1チームを活用してキャデラックとGMのブランド価値を高めることに戦略的に注力する。
また併せて引き続き、GMのグローバルモータースポーツ競技、エンジニアリング、購買、デザイン、キャデラック、シボレーの各チームと緊密に連携していくという。
キャンベル氏は、直近ではGMチャイナの最高製品責任者、およびデュラント・ギルドの社長を務めていた。今後はGMチャイナチームと連携し、既に進行中のGMプレミアム輸入車事業の再編を完結させていく。
彼はGMでの35年以上に亘る勤務に於いて、ディーラー、各部門、販売計画、フリートおよびコマーシャルオペレーション、製品マーケティング、アクセサリーおよびパフォーマンスパーツ、製品企画、輸出グループなど、様々な分野でリーダーシップを発揮してきた。
また、NASCAR、INDYCAR、IMSA、NHRA、FIA WEC、オフロードレースなど、GMのモータースポーツ事業に於いてもリーダーシップを発揮してきた経緯がある。
そうしたなかでGMは昨年末、2026年シーズンに完全にアメリカ製のキャデラックF1チームを参戦させる計画を発表した。
キャンベル氏の人事発表についてGMで社長を務めるマーク・ロイス氏は、「ジムの経験とリーダーシップは、2026年にキャデラックF1チームというアメリカ独自のベンチャー企業としてF1グリッドに参戦する準備を進める上で、非常に貴重なものとなるでしょう。
レースは私たちの歴史に深く根ざしていますが、F1は世界的な舞台における大胆な新境地であり、モータースポーツの頂点です。ジムが今、私たちのチームと共に働くことで、私たちの成功と勝利に向けた能力と計画に、より一層の自信を持てるようになります」と述べている。