ヤマト運輸、三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)、ティアフォー(TIER IV/)の3社は、国土交通省が公募した「自動運転トラックによる幹線輸送の社会実装に向けた実証事業」で、自動運転セミトレーラーによる幹線輸送の共同実証が採択されたことを明らかにした。
この実証では、MFTBCとティアフォーが開発する自動運転機能付きトラクターとヤマトグループのトレーラーを連結させた自動運転セミトレーラーを使用する。
同車をヤマトグループの関東ー関西間の幹線輸送で使用することで、実業務のオペレーションにあった運用や車両の性能・安全性を検証。実証で得られた知見をもとに自動運転技術の向上を図り、将来的には「レベル4」(高度運転自動化)の自動運転セミトレーラーをヤマトグループの幹線輸送で活用することを目指すという。
<実証の概要>
実証期間:2026年1月~2月
使用車両:自動運転セミトレーラー 1台
実証区間:ヤマトグループの関東ー関西間の輸送ルート
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参画企業:
- ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:阿波誠一)
- 三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC/本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン)
- 株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員 CEO:加藤真平)
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各社の役割:
- ヤマト運輸:「レベル2+」(部分運転自動化)※2の、自動運転セミトレーラーを使用した幹線輸送の実施
- MFTBC:自動運転対応トラクターの開発(自動運転機能対応車両「スーパーグレート」の提供)
- ティアフォー:自動運転機能付きトラクターの開発(自動運転技術の提供)
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検証内容:
自動運転セミトレーラーの性能、安全性、走行時間
ヤマトグループの実業務に合わせた物流拠点内オペレーション
自動運転セミトレーラーを遠隔管理する際のオペレーション
走行時の基礎データの取得