トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤恒治)は0月9日、bZ4Xを一部改良・発売した。最も大きな変更は、一充電あたりの航続距離を最大746km(WLTCモード・FWDの場合)へ大幅に延長(従来モデル比+約3割)したところにある。また併せて急速充電時間を最短で約28分に短縮した(150kW・350Aの急速充電器の場合)。
その他の改良ポイントでは、現在、国内市場に於いては活況とは言えない電気自動車(BEV)市場を鑑み、より身近な選択肢にして貰うべく、「使いやすさの改善」に加え、「BEVならではの楽しさを追求」すると共に、「内外装デザインの変更」を実施して製品としての自動車としての質感を更に高めている。
その他では、寒冷地での利便性をバッテリープレコンディショニング(急速充電時に予め電池温度を温めることで低温時の充電速度を改善する機能)を搭載して向上させたこと。充電時の利便性を高めべく、トヨタ純正「6kW普通充電器」を、販売店装着オプションとして新設定(カラー2種:ホワイト、ブラック)した。
更なる改善ポイントについては以下の通り(一部冒頭記載機能含む)
▽「BEVならではの楽しさの追求」
- 走行性能について
- ・eAxle(トランスアクスル、モーター、インバーターを一体化した駆動システム)の小型化・形状最適化などにより大幅に出力を向上。0-100km/h加速:5.1秒を実現
- ・電動パワーステアリングのギアボックスをボディに直結させることでステアリングのダイレクト感を向上
- ・サスペンション、アブソーバー等のチューニングにより、乗り心地と操縦安定性を向上
- ・パドルシフトで回生ブレーキの減速度を4段階で調整可能にし、BEVならではの操る楽しさを向上
- ・4WD車の走行制御・4輪駆動制御のレベルアップにより、走破性を向上
- ・フロントドアのアコースティックガラス(高遮音性ガラス)の採用などにより、室内静粛性を向上
▽「内外装デザインの変更」
- ハンマーヘッドをモチーフとしたフロントデザインを改良
- ・LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ(LEDデイタイムランニングランプ機能付)+LEDフロントターンランプ+ヘッドランプクリーナー
- 機能性を追求するとともに先進感あふれるデザイン
- ・20インチアルミホイール(切削光揮+ブラック塗装/エアロホイールカバー/センターオーナメント付)(Zにメーカーオプション)
- ・18インチアルミホイール(エアロホイールカバー[グレー塗装+ブラック塗装]/センターオーナメント付)(Z、Gに標準装備)
- – 外板色に新色を追加
- モノトーン:アティチュードブラックマイカ
- ツートーン:アティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ、アティチュードブラックマイカ×プレシャスメタル
- 内装デザインを変更
- ・インストルメントパネルのデザイン:水平基調で薄くシンプルな形状へ変更
- ・ディスプレイオーディオ:最新のコネクティッドナビ対応のものを搭載。サイズを14インチに拡大
- ・センターコンソール:形状を変更することで、足元の開放感を向上させるとともに、置くだけ充電(運転席用・助手席用 2台分)を搭載することで使い勝手を向上
- ・パノラマムーンルーフ:センターリインフォースメントを無くすことで開放感のある室内空間を実現(Zに標準装備)
bz4X製品サイト:https://toyota.jp/bz4x/
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▽加えてトヨタの新充電サービス「TEEMO(ティーモ)」がスタートする。これは今まで既存の全メーカーのBEV/PHEVも対象に10月9日から申込みの受付を開始する。
- TEEMOは従来のEV・PHV充電サポートサービスの後継として、より一層快適なBEV/PHEVライフを送るための新たな充電サービス
- ・TEEMO充電器(トヨタ販売店とレクサス一部販売店に設置)に加え、eMP充電器を利用可能
- ・月額基本料金0円、アプリで充電器を検索・予約・決済可能
- ・bZ4Xをご購入客限定で、TEEMO充電器の充電料金が1年間無料になるキャンペーンも実施
- ・現充電サービスの「EV・PHV充電サポート」は、TEEMO開始後も当面は継続する
https://toyota.jp/info/e-toyota/teemo/
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▽bZ4Xの一部改良に合わせ、KINTOでの取り扱いを10月9日から開始
- KINTO「初期費用フリープラン」「解約金フリープラン」から選択できる。WEBおよびトヨタ正規販売店で申込み可能。
https://kinto-jp.com/kinto_one/lineup/toyota/bz4x/