いすゞ、平塚市の自動運転バス実証実験に「エルガEV」で参加

ジャパンモビリティショー2025で世界初公開

いすゞ自動車(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介)は、神奈川県平塚市内で10月~来年1月の間に実施される自動運転バス実証実験に「エルガEV 自動運転バス」を提供する。また当該車両は、10月30日(木)~11月9日(日)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー)」で世界初公開(参考出品)する。

いすゞは、平塚市、神奈川中央交通、三菱商事、アイサンテクノロジー、A-Driveの5者と共に推進する「平塚市内の自動運転移動サービスを中心とした地域公共交通のDX推進に係る連携協定」に参画。自動運転路線バスの実証実験を推進してきた。

そうした経緯から昨年は、平塚駅南口エリアの既存バス路線と同様の走行ルートで、12月および今年1月にいすゞの大型路線バス「エルガ」(ディーゼル車)を用いた自動運転レベル2(運転士同乗)の実証実験を実施。

本年度はエルガEV 自動運転バスへの車両変更に加え、夜間の運行、キャッシュレスによる運賃収受など新たな取り組みも予定している。

今回の実証実験で新たに採用されたエルガEV 自動運転バスは、国内初のBEVフルフラット大型路線バス「エルガEV」をベースに、ティアフォー(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:加藤真平)の自動運転システムの技術を組み合わせて開発したもの。

カメラ、LiDAR、ミリ波レーダーなど複数のセンサーによる周囲認識と、各コンポーネントを協調させる車両統合制御技術により、安全かつ安定した自動走行を実現した。

なお先の通りで10月中旬より準備走行を含めた実証実験がスタートしており、来年1月下旬まで実施される予定。自動運転レベル2の実証実験で、期間中、一般の方の試乗も予定されている。

*実証実験で使用するエルガEV 自動運転バス(ジャパンモビリティショー仕様の車両/会場で展示される車両のラッピングとは異なる)

エルガEV 自動運転バス 実証実験用車両概要(*数値は参考値)
型式 :ZAC-LV828L1
全長×全幅×全高 :10,740mm × 2,485mm × 3,330mm
ホイールベース :4,990mm
モーター種類 :交流誘導電動機
最大出力 / 最大トルク :250kW(125×2) / 960N・m(480×2)
バッテリー種類 :リチウムイオンバッテリー
バッテリー容量 :242kWh(社内参考値)
充電方式 :急速充電(CHAdeMO)
乗車定員 :68名(運転席含め座席は20席)
車載機器 :
自動走行用LiDAR 8台/ミリ波レーダー6台/カメラ 11台
遠隔監視用既設カメラ8台(車室外4台、車室内4台)+追加カメラ複数台
その他装置GNSS/IMU

 
 




 
 

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