ホンダ、日本国内のホンダジェット正規販社に本田航空

本田技研工業の航空機事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI/Honda Aircraft Company/本社:⽶国ノースカロライナ州グリーンズボロ市、取締役社⻑:山﨑 英人)は5月15日、日本に於ける正規販売エージェントに本田航空を指定した。

これに伴い、従来HACIが行ってきたHondaJetの新機・中古機の日本国内での販売窓口、ならびに日本国内の認定サービスセンターのJapan General Aviation Service(JGAS)が担ってきた購入サポートは、2025年4月より本田航空へ移管された。

一方、購入後のHondaJetのメンテナンスサービスについては、引き続きJGASが提供する。

HACIは、グローバルにおける販売・サービスネットワーク戦略に基づき、HondaJetの販売・サービス体制の刷新を進めてきた。

日本市場に於いては、ホンダグループ内で同じ航空事業を担う本田航空とのシナジーを強化することで、より効率的で利便性の高い購買体験の提供を目指していきたい考え。

ちなみに1964年に設立された本田航空は、本田技研工業の完全子会社。これまでは、国土交通省航空局の指定航空従事者養成施設(パイロット養成施設)の運営や、地方自治体などと協力した防災ヘリコプターやドクターヘリコプターなどの運航/整備を中心に事業を展開してきたが、今後はHondaJet関連事業にも業容を拡大していく。

この業容変更に際しホンダ エアクラフト カンパニー 取締役社長 山﨑 英人氏は「新機、中古機ともに高い販売ポテンシャルを持つ日本市場において、同じHondaグループの一員である本田航空との連携をさらに深める機会を得られたことを、大変うれしく思います。今後もお客様のニーズに沿った販売・サービスを通じて、『買う喜び』のさらなる向上を目指していきます」と話している。

また本田航空の清水 博之 代表取締役社長は、「Honda グループの総合力を最大限に活用することで、日本における空の移動の喜びをさらに拡大できると信じています。パートナーとも協力し、HondaJetのライフサイクル全体を通じ、安全で信頼性の高い空の移動を提供することに尽力していきます」と述べた。