アキッパ、スマホひとつで駐車場運営ができる新機能を追加


駐車場予約アプリ「アキッパ(akippa)」を運営するakippa(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長 CEO:金谷元気)は4月9日、スマホひとつで簡単に駐車場運営ができる新機能「オーナーモード」を正式リリースした。

これまで多くの人にとって駐車場は「借りる場所」というイメージが一般的だったが、新たなオーナーモードの登場により、空きスペースがあれば誰でもより気軽に貸し出せるようになる。

この新機能により、駐車場の可能性が更に広がり、全国にアキッパの駐車場が増えることで、誰もがもっと自由に移動ができる未来に繫がるという。

アキッパでは、「オーナーモードを通じて、人と人、行きたい場所と止めたい場所を繋ぎ〝どこでもスマート駐車場〟の実現に今後も取り組んでまいります。

なお、アキッパではこれまで提供してきた代理掲載型に加え、新たにオーナーによる自主運営型を並行しておこなうハイブリッド形式で運営いたします」と話している。

「オーナーモード」特設ページ
https://product-releases.akippa.com/

さて今回、アキッパがオーナーモードを開発した理由は、同社は2014年のサービス提供以降、長らく駐車場オーナーに代わってアキッパが駐車場の情報登録・掲載・運営を行う〝代理掲載型〟としてサービスを提供し、シェアを拡大してきた経緯があるという。

〝代理掲載型〟に関しても空きスペースの提供側・またそれを運用する双方に〝代理掲載型〟ならではのメリットはある。しかし、これまでの仕組みでは、駐車場の登録にあたり掲載審査や、アキッパと空き巣ベースを提供したいオーナーとで複数回のやり取りが必要となり、手続きに手間と1週間程度の時間を要する課題があった。

そこでアキッパでは駐車場掲載のプロセスを根本から見直し「誰でも・簡単に・自由に」駐車場を貸し借りできるマーケットプレイス型のプラットフォーム「オーナーモード」の開発に2023年より着手した。

まず、iOS版アプリで「オーナーモード β版」をリリースし、機能開発の際には、オーナーへのアンケート調査やプロトタイプを活用したユーザーインタビューを実施するなど、実際の利用者の声なども取り入れ、約1年かけて検証・改善を実施。

その結果、安心してご利用できる環境が整い、Android版の提供準備も完了したことから、今回、正式にオーナー向け機能として「オーナーモード」をリリースした。

結果、「空いているスペースがもったいないから貸し出したい」という従来のニーズに加え、車を購入するまでの一時的な期間など、これまで駐車場を貸し出すにはハードルが高いケースでも、オーナーモードを使えば、手軽に駐車場をシェアすることが可能になる。

その上でアキッパでは、個人が自由に駐車場を運営できる「自主運営型」の仕組みと共に従来の「代理掲載型」の提供を継続しつつ、自主運営型を併存させたハイブリッド運営体制へと進化させていくと話している。

このハイブリッド体制についてアキッパでは、「これまでの駐車場運営は月極駐車場の管理会社や大規模な施設運営会社が行うものというイメージが一般的でした。

しかしオーナーモードの登場により、そのハードルは大きく下がり、一般の方でも1台分から手軽に駐車場の貸し出しを始めることができるようになりました。

アキッパでは現在、全国で常時5万件以上の駐車場が予約可能となっています。

これまでの多くは法人や代理店からの提案による駐車場登録でしたが、今後、個人がスマートフォンひとつで簡単に駐車スペースを公開・運営・収益化できる環境が整えば、提供できる駐車場はさらに拡大し、誰もが気軽に駐車場運営ができる社会インフラが実現すると考えています。

空きスペースをリアルタイムで可視化し、必要なときに必要な人へ届けることができれば、多くの人の「会いたい」を叶える大きな一歩となると考えています。

実際、現在でもオーナーモードを通じて1,400台以上の駐車場が掲載されています。今後は、オーナーモードの機能拡充を通じて、個人による駐車場運営のハードルを更に下げると共に、 収益最大化を支援するデータ活用機能の強化、 駐車場シェアがより自然な選択肢となる環境づくりを推進してまいります。

またこれらの取り組みを通じて、誰もが自由に移動できる社会の実現に貢献していきます」と今後のサービス体制について説明している。

オーナーモードの主な機能は以下の通り

「オーナーモード」では、自分に合った自由な駐車場運営が可能。アプリ上で駐車場の登録から貸し出し、収益化までをオーナー自身で完結でき、本人確認に問題がなければ最短24時間以内に運営を開始できる。

・かんたん登録 & 柔軟な運営
駐車場の登録は、フォーム入力と本人認証だけで完了。日ごとの貸出設定や料金の変更も自由にでき、たとえば予約が入っていない日に「急な来客があるから今日は貸し出しを停止」するなど、ライフスタイルに合わせた運営が可能。

・予約管理をスムーズに
新着予約の確認はホーム画面で行える。また、予約受付時やキャンセル時にはプッシュ通知が届くため、リアルタイムで状況を把握できる。

・安心の駐車場運営
予約状況タブでは、駐車場ごとにナンバープレートを表示し、不正利用を防止する。また、駐車場ごとのQA機能で、利用者の疑問や不安を事前に解消することでトラブルを防ぐことができる。

・ユーザーとのコミュニケーションを強化
駐車場を予約したユーザーとアプリ内で直接メッセージのやりとりが可能。予約前の質問対応から、利用後のお礼までスムーズに行える。

・クーポンの発行も可能
はじめて駐車場を利用する方や、リピーターの方向けにオーナーがクーポンを配布できます。これにより継続的なご利用を後押しする。
※クーポン利用時の収益は、割引後の駐車場料金に対して報酬率をかけた金額となる。

・収益アップのサポート
売上・利用回数・アクセス数などの指標をグラフやダッシュボードで可視化し、効率的な駐車場運営を支援する。
更にユーザーの予約理由も確認でき、人気の理由や新たなニーズを分析可能。収益最大化に向けたヒントもアプリ内で提供する。

オーナーモードの詳細については以下を確認されたい。
https://www.akippa.com/ownermode/

akippa株式会社代表取締役社長 CEO 金谷元気 コメント
これまでのアキッパの駐車場台数の増加は、営業による新規駐車場開拓がほとんどでした。

営業力を活かし、常時5万件の掲載がある状態まで駐車場を増加させましたが、駐車場を借りるために会員登録をしてくださるユーザーの方々も450万人を超える規模になっております。

需要に対してさらなる供給をと考えた際に、このまま営業力だけを活かした開拓をしていては追いつかないと感じました。

そこで、オーナー自らが簡単に駐車場を登録し、貸し出せる仕組みをつくることとなりました。それが今回のオーナーモードとなります。

弊社は営業会社として創業し、アキッパというサービスをその後に開始しました。

営業会社から本当の意味でテックカンパニーに変貌する第一歩が、このオーナーモードだと思っております。人手をかけず、プロダクトにより行動変容を促す、最初の大きな取り組みです。

この機能により、多くのオーナーが、楽しく便利に駐車場を運営できることを願っております。