トヨタ、独自のスマホアプリキャンペーンで地球約65周分の「ながらスマホ運転」防止を達成


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トヨタ×コメダ珈琲×KDDI auの三位一体によるスマートフォンアプリ「Driving BARISTA」による「ながらスマホ運転・事故防止プロジェクト」で成果を挙げる

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田章男、以下 トヨタ)と、株式会社コメダ(本社 : 愛知県名古屋市、代表取締役社長:臼井興胤、以下コメダ珈琲店)、KDDI株式会社(本社 : 東京都千代田区、代表取締役社長:田中孝司、以下 KDDI)は、愛知県に於けるスマートフォンアプリ「Driving BARISTA」を活用した「ながらスマホ運転」事故防止プロジェクトの取り組み結果を発表した。

プロジェクト実施期間とその概要は以下の通り
アプリダウンロード開始:2016年9月20日から
走行距離蓄積期間:2016年9月20日から2016年10月6日まで
コーヒー引換期間:2016年9月20日から2016年10月31日まで

 アプリダウンロード数:約37,000ダウンロード
蓄積された走行距離合計 :約260万km
有効コーヒークーポン数(注1):約20,000枚
交換されたコーヒー数:約8,200杯

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この取り組みは、「ながらスマホ運転」をしないで一定距離走行すると、コーヒー無料券と引き換えが可能になるというもの。本アプリ上での蓄積走行距離である約260万kmは、地球約65周分に相当する。

トヨタ、コメダ珈琲店、KDDIは、自動車メーカーと飲食、通信による、これまでにない新感覚のアプリによる体験を通じて、愛知県内で自動車を運転される方に安全運転を促すとともに、「ながらスマホ運転」事故防止について、改めて発信・認識を深めた。

これを踏まえ3社は今後も安心・安全な社会の実現に向けて、社会課題に対する本取り組みの有用性を検証していく構えと云う。

なお、今回の取り組みについて、トヨタBR J-ReBORN室主査の西内律子氏は、「実際にアプリをご利用いただけた方以外にも、SNS等を通じて多くの方々からの反響をいただき、安全運転への意識向上に貢献できたことをうれしく思う。

これからも交通事故死傷者ゼロの社会を目指して、様々な取り組みを行っていきたい。」と述べた。

対してコメダ珈琲店専務取締役の駒場雅志氏は、「美味しいコーヒーを提供することを通じて、地元である愛知県内の交通事故低減に貢献できたことを非常にうれしく思う」と語っている。

そしてKDDI CSR・環境推進室長の鳥光健太郎氏は、「今回、クルマとコーヒー、スマホという異色の組み合わせで、ながらスマホ運転防止に楽しくチャレンジするという新しい発想により、多くの皆さまの意識啓発をすることができた。

今後も、新しい発想で社会課題の解決に取り組んでいきたい」とその意義についてコメントした。

最後に愛知県警察本部交通総務課 交通事故対策室長の飯田悟氏は、「本プロジェクトとの因果関係までは分からないが、プロジェクト開始前17日間と走行距離蓄積期間の17日間で比較すると、運転中の携帯電話使用等違反の検挙数が15%程度減少した。

スマートフォンのアプリを活用するという他に例を見ない取り組みで、多くのドライバーの交通安全に関する意識向上の一助となるプロジェクトだったと考えている。」と成果を称えた。

(注1) 初回(100km)/2回目以降(200km)のクーポン交換比率(72:28)から逆算

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