運転中のヒヤッと経験者、65%以上が「急な飛び出し」。「ブレーキの踏み間違い」と「ハンドル操作ミス」は20代が最多
パーク24株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川光一)は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」※の会員を対象に実施した、「運転中にヒヤッとした経験」についてのアンケート結果を発表した。
調査結果トピックスは以下の通り
(1)9割以上が運転中にヒヤッとした経験あり
(2)運転中のヒヤッとした経験は65%が「急な飛出し」
(3)自身の考える運転限度年齢は、75歳以下が8割
パーク24は、毎月9日に、同社会員(※1)を対象にクルマの運転や交通に関するアンケートの調査結果を発表している。今月の「運転中にヒヤッとした経験」についてのアンケート詳細は以下の通り。
(※1)入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラム。タイムズ駐車場やタイムズカープラスの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供。会員数約573万人(2016年5月末現在)
(1)9割以上が運転中にヒヤッとした経験あり
クルマを運転中にヒヤッとした経験がある人が96%に上ることが判った。
年代、性別、居住地や運転頻度、免許取得年数でみても割合に大きな違いはなく、クルマを運転したことがあれば、何かしらヒヤッとした経験をしている。
(2)運転中のヒヤッとした経験は65%が「急な飛出し」
運転中にヒヤッとした経験では、「急な飛び出し」が65%、次いで「前のクルマの急ブレーキ」が41%となり、多くの人が他人の運転で危険を感じていることが判った。
一方で、自身の操作ミスでヒヤッとした経験では、29%が回答した「眠気」がトップとなり、以降、「クルマのスリップ」が15%、「ブレーキとアクセルを間違えた」が5%、「ハンドル操作を誤った」が4%と続いている。
「クルマのスリップ」は、北海道、東北、北陸、甲信越など、雪が多く降る地域の人からの回答が多くみられた。
「ブレーキとアクセルの踏み間違い」と、「ハンドル操作ミス」でのヒヤッと経験は、20代に多いことが判った。
特に、最近ニュースで取り上げられることの多い「ブレーキとアクセルの踏み間違い」は、男性よりも女性に多く、20代以下の女性では16%に上った。
警察庁の統計データでも、運転操作不適※が原因の事故は33,845件で、この内20代以下が28%と高い割合となっており(平成27年度)、運転経験が浅いほど、運転操作ミスをする可能性が高いようだ。
※運転操作不適:アクセルとブレーキの踏み間違い、ハンドル操作の誤りなど
(3)自身の考える運転限度年齢は、75歳以下が8割
「自身で何歳まで運転ができると思うか」を聞いたところ、8割が「75歳以下」と回答した。
一番多かった年齢層は「66歳~70歳」の32%、次いで「71歳~75歳」が21%、「61歳~65歳」が17%となった。
回答者の年代別でみると、20代以下は、「65歳まで」が47%と半数近くなっており、年齢が若いと、歳を重ねた自分自身をイメージしにくいことから運転の限界年齢も低くなっている。
60代以上では、「81歳以上」でも運転できると回答した人が1割を超えており、他の年代よりも高い割合となっている。
なお、警察庁のデータでは、平成27年度中の申請による運転免許の取り消し件数は約285,000件で、そのうちの8割が70歳以上となっている。
20160707-6