日本放送協会(本部所在地:東京都渋谷区、会長:籾井勝人、以下NHK)は、1月1日(日)の17:00~を皮切りに2015年から2016年にかけて放送されたドキュメンタリー番組「BS1スペシャルF1世界最速への挑戦」を一挙放送する。
ホンダは、自動車レースの最高峰F1が現行のパワーユニット規則となって2年目を迎えた2015年に、かつてのゴールデンコンビ、マクラーレンと激戦の舞台F1に復帰。
結果的にその参戦タイミングは、他のマニュファクチャラー達より1年遅れの参入となってしまい、複雑なエンジン技術を他のライバル達の1年遅れで実戦投入することになった。その開発・活動拠点に初めてテレビカメラが入る。
放送開始1回目は、そんなF1にホンダが初参戦した50年前に遡り、最初のF1挑戦の舞台裏を物語る未公開の映像を交えて、創業者・本田宗一郎が掲げた技術への挑戦。当時、最高難度の技術に挑む技術者たちの格闘の歴史をたどる。
続く第2回は、7年ぶりに自動車レースの世界最高峰に復帰したホンダ。シーズン前半の苦戦が続く中、開発現場では何が起きているのか。
その技術開発の最前線である、栃木の研究所の撮影が初めて許され、最新技術の粋を集めた、パワーユニットの組み立て室や、世界のサーキットと日本のエンジニアを結んでレース中にリアルタイムでデータを分析するミッションルームで格闘する若き技術者たちの姿が焦点をあてる。
第3回は、アロンソとバトンというトップクラスのドライバーを擁し、大きな期待を集めたものの、不調に苦しむホンダ。パワーユニットに関わる信頼面の確保だけでなく、絶対的なパフォーマンスに於いても多くの課題を抱えて苦しんだ。
そんなマクラーレンとホンダのコンビネーションは、劇的な躍進こそ見えないものの、多くの大会で着実にポイント積み重ねてきた。
以来、年が明けて参戦後2年目を迎えた2016年の開幕戦。オーストラリアGPでどこまで順位を上げられるのか、巻き返しを目指す技術者たちの闘いを追う。
そして第4回は、F1の大平原を絶壁を登るように努力を重ねてきた同チームを牽引する「フェルナンド・アロンソ」と、「ジェンソン・バトン」という2人のチャンピオン経験者を中心にマシンの性能アップを懸命に図るエンジニア達。
彼らと、幾度となく頂点を極めたトップドライバーのふたりは、互いを触媒にどのような戦いを行ってきたのか、密着取材でその核心を紹介していく。
具体的には、ホンダが国内外に配するパワーユニット開発の現場や、英国にあるマクラーレン・ホンダの拠点。さらにはフェルナンド・アロンソ選手とジェンソン・バトン選手の幼少時代など、貴重な場面が多く紹介されていく。
再放送は1月1日(日・祝)と2日(月)で、各日2回ずつで、シリーズ4回が一挙放送され、この2年間のシーズンを振り返ることができる内容となっている。
【放送日程】
1/1 17:00~
第1回「本田宗一郎を継ぐ者たち」(2015/3/8 OA・番組内容)
http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2017-01-01/11/20603/2393046/
1/1 18:00~
第2回「パワーユニット開発の苦闘」(2015/7/18 OA・番組内容)
http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2017-01-01/11/20605/2393053/
1/2 17:00~
第3回「ホンダは復活できるのか」(2016/3/26 OA・番組内容)
http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2017-01-02/11/21264/2393090/
1/2 18:00~
第4回「ふたりの天才ドライバーの闘い」(2016/11/5 OA・番組内容)
http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2017-01-02/11/21267/2393114/