NGK、オープンイノベーションを掲げ共創施設をオープン

日本ガイシ(本社:名古屋市瑞穂区、社長:小林茂)は7月14日、カーボンニュートラル、デジタル事業への転換、従業員のグループアイデンティティー浸透推進を視野に、オープンイノベーションと推し進める新共創施設「NGK Collaboration Square DIVERS(エヌジーケイ・コラボレーション・スクエア・ダイバース)」の運用を開始した。

同名称は、視点と知見が集まり新たな可能性を広げる多様性(Diversity)、新しい領域に飛び込み未来を切り拓く挑戦(Dive)、新たな価値を創り出す次世代を担う挑戦者たち(Diver)を意図して命名したという。

またシンボルマークは施設外観の特徴をモチーフにデザインし。3つの図形が連なるフォルムは、DIVERSのダイナミックな建築を示し、動きのある構成で勢いと力強さ、挑戦の意志を表現した。

NGKグループは、中長期ビジョン「NGKグループビジョン Road to 2050」で、「独自のセラミック技術でカーボンニュートラルとデジタル社会に貢献する」ことをありたい姿として定め、これらの分野で2030年には売上高の50%、2050年には80%を占めるよう事業転換していく。

変革を加速させる挑戦と交流の拠点として本施設を活用し、社内外とのコラボレーションを推進する。

施設は、社内外の知見を融合し新しい価値の創造を促すオープンイノベーション推進の場と、社員一人ひとりが誇りと挑戦マインドを育むグループアイデンティティー浸透の場として利用していく構え。

そんな同移設が果たす目的は以下の通り

<オープンイノベーション推進>
NGKグループのコア技術とセラミックスの可能性を来場者に訴求し、新しい発想を促す交流機会を創出。隣接する新研究開発棟をはじめとする研究開発と連携し、アイデアから社会実装に至る新製品の早期創出の取り組みにつながる共創を目指す。

<グループアイデンティティー浸透>
NGKグループの挑戦の歴史や価値観を従業員間で共有し、NGKグループの一員としての誇りと変革への挑戦マインドを醸成していく。

NGKグループは、社内外の様々な技術や知識、ノウハウを融合させることで共創を推進し、新製品・新事業の創出を通じて社会課題の解決に貢献するとしている。

施設概要
所在地 :愛知県名古屋市瑞穂区須田町2-56(本社地区内)
建設面積 :約2,200平方メートル
延床面積 :約4,350平方メートル
公式サイト(施設詳細) :DIVERSスペシャルサイト