マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡府中町、社長:小飼雅道、以下、マツダ)は2016年10月1日付で、カスタマー・品質システム部を新設するなどの組織改革と人事異動を行う。
これは、先の2012年2月に、同社が掲げた2017年3月期から2019年3月期までの中期経営計画(グローバル販売台数 165万台、営業利益率7%以上、自己資本比率45%以上、配当性向20%以上)のなかで、質的成長とブランド価値向上を実践するとした「構造改革ステージ2」の進捗に沿ったもの。
その概要は、着実な台数成長を持続させながら、商品(来る2020年に、グローバル環境に於けるマツダ販売車両の平均燃費を2008年比で50%向上する計画を含む)・販売・生産・財務の各領域でビジネス効率を高めるなど「質的成長」を図り、本格的な「ブランド価値向上」に向けた取り組みを加速させるものとしている。
具体的には、SKYACTIV商品群の継続的進化と新型車の導入により、台数成長を持続しつつ、ブランド・ 販売ネットワーク・グローバル生産効率などビジネス基盤を強化。
また、開発・生産・調達が一体となったグローバル一括企画により、 最適コモンアーキテクチャーを実現して、高効率・高性能なSKYACTIV GEN2(Generation2)モデルの投入を開始。
さらに、強固な財務基盤構築にあわせ、配当性向を改善していくと方針づけている。
上記に伴う具体的に組織改編等は以下の通り
1. 組織改革
ITソリューション領域
<目的>
「構造改革ステージ2」におけるビジネスの質的成長やブランド価値向上を目指し、情報技術によるソリューションの創出を促進するとともに、その質やスピードの向上を図る。
<内容>
– カスタマー・品質システム部を新設し、本部内の販売・顧客管理、品質管理システムの戦略立案・企画機能を集約。
– ビジネスシステム部をサプライチェーンシステム部に改称し、本部内のサプライチェーンシステムの戦略立案・企画機能を集約。
– システム管理統括部をシステム企画統括部に改称し、本部運営管理機能、および本部内のグローバルITならびにインフラシステム戦略の立案・企画機能を集約。
– これらに伴い、インフラシステム部を廃止。