自動運転の民主化をビジョンに掲げるTIER IV(ティアフォー /本社所在地:東京都品川区、代表取締役社長:加藤真平 )は9月29日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「デジタルライフライン整備事業」に応募し、研究開発項目「自動運転サービス支援道(一般道)」のテーマに採択された。
ティアフォーは、この研究開発を通じて一般道での自動運転サービスの可用性・効率性を支える道路インフラおよびデータ連携システムの開発に取り組む。
このNEDOの「デジタルライフライン整備事業」は、人口減少や高齢化に伴う公共交通の維持困難、物流危機といった社会課題を背景に、デジタル技術を活用した「デジタルライフライン」構築を通じて、安心・安全で持続可能な生活基盤の早期実現を目指すもの。
そもそもティアフォーは操業以来、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware (自動運転OSの国際業界団体The Autoware Foundationの商標)」の開発を主導し、自動運転システムの研究開発と社会実装を推進してきた。
研究開発では、これまでの実績と知見を活かし、Vehicle-to-Network(V2N)通信によって得られるデータを活用し、車両単独の自律走行を補完する「サービス支援道」の実現を目指す。具体的な実施内容は、以下の通り。
主な実施内容
- 1か所からの遠隔監視・遠隔支援による複数バスの運行モデルの実現
- 路側インフラとの協調による自動運転サービスの可用性向上
- 地域公共交通サービスの持続可能性の確保
ティアフォーでは、「今後も、NEDOおよび産官学のパートナーと連携しながら、本プロジェクトを通じて自動運転の早期社会実装を推進し、日本全国での持続可能なモビリティ社会の実現に貢献してまいります」と話している。
社名:株式会社ティアフォー
所在地:東京都品川区
URL:https://tier4.jp
設立年月:2015年12月
主な事業内容:
・自動運転プラットフォーム開発事業
・自動運転ウェブサービス開発事業
・自動運転システム開発キット販売事業
・自動運転技術の教育事業