シェアリングエコノミー実態調査、カーシェアでは自動車提供者の7割が利用者の評価を重視


株式会社ジャストシステム調べ、6割以上が「民泊サービスを安全とはいえない」との見解

株式会社ジャストシステム(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:関灘 恭太郎)は、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」でネットリサーチサービス「Fastask」を利用して『シェアリングエコノミーに関する実態調査【2017年版】』の実施しその結果を発表した。

なおこの調査では、20歳~69歳の男女1,109名を対象に行っている。また集計データとしてまとめた全74ページの調査結果レポートは「Marketing Research Camp」の自主調査レポートページ< https://marketing-rc.com/report/ >から無料ダウンロード提供を実行している。

【調査結果の概要は以下の通り】

  • カーシェアリングでは、自動車提供者の7割が、利用者の評価を重視
    3.4%の人に、個人所有の自動車の貸し借りを行うカーシェアリングサービスの利用経験があり、そのうちの55.3%が「自分の自動車を提供したことがある」と答えた。
    また自動車を提供する際に重視する事として、「サービス自体の評判」を挙げる人が最も多く(76.2%)、次いで「サービス自体の安全性」「利用者(乗客)の評価」(ともに、71.4%)となった。

  • 6割以上が、「民泊サービスを安全とはいえない」
    民泊サービスについては、民泊サービス認知者の4.9%が「とても安全」、18.5%が「どちらかというと安全」と答えた。
    一方で、32.6%が「どちらかというと安全ではない」、32.2%が「安全ではない」と答え、64.8%がその安全性について疑問を持っていることが判った※。
  • 20代の約半数が、家事などの作業代行サービスを認知
    家事などの作業代行サービスを「利用したことがある」人は3.3%、「利用したことはないが、利用したい」人は13.3%、「利用したことはなく、利用したいとも思わない」人は22.3%という結果になった。
    認知率は38.9%で、年代別で見ると20代が46.6%と認知率が最も高いという結果であった。
  • オンラインオークションで、落札希望者が最も重視するのは「出品者の評価」
    オンラインオークションを商品落札のために利用したことがある人に、オークション参加時に重視することを聞いたところ、「出品者の評価」を挙げる人が最も多く(74.9%)、次いで「商品の詳細な情報」(73.3%)、「購入代金の支払い方法」(65.0%)となった※。
  • 20代のオンラインフリーマーケット出品経験者のうち、3人に1人が「本業より優先」
    オンラインフリーマーケットでの出品経験がある人に、本来の仕事(本業)とのバランスについて聞いたところ、14.0%が「出品業務の方が重要になってきた」、同じく14.0%が「出品業務の方を重視していきたい」と答え、合計で28.0%が本業よりも出品業務を優先したいと考えていることが判った。
    20代に限定して見てみると、13.2%が「出品業務の方が重要になってきた」、20.8%「出品業務の方を重視していきたい」と回答し、34.0%が出品業務を優先したい意向のようだ。
    ※上記設問中、複数回答の項目がある。

【調査の実施概要】
調査名:『シェアリングエコノミーに関する実態調査』
調査期間 :2017年2月3日(金)~2月6日(月)
調査対象 :20歳~69歳の男女1,109名
質問項目 :
・個人間による「オンラインオークション」の利用状況を教えてください。
・「オンラインオークション」の利用方法を教えてください。
(購入者として利用/出品者として利用)
・「オンラインオークション」利用時に重視することを教えてください。
・「オンラインオークション」と本来の仕事とのバランスを教えてください。
・「オンラインフリーマーケット」の利用状況を教えてください。
・「オンラインフリーマーケット」の安全性について教えてください。
・「民泊サービス」の利用状況について教えてください。
・「民泊サービス」の安全性について教えてください。
・「個人間カーシェアリングサービス」の利用状況について教えてください。
・「作業代行サービス」の利用状況について教えてください。
・「ライドシェアサービス」の利用状況について教えてください。