第44回東京モーターショー2015開会式を終え、いよいよ一般公開へ


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総裁、瑶子女王殿下ご列席による開会式を開催

一般社団法人日本自動車工業会(所在地:東京都港区芝大門、会長:池史彦、以下、自工会)は10月30日、東京都江東区の東京ビッグサイトで、東京モーターショー2015の開会式を実施した。

開会式は、午前10時30分から同ショー総裁の瑶子女王殿下を招いて午前10時30分から開催。

主催者・自工会の池史彦会長(ホンダ技研工業会長)は、「日本の様々な最先端技術を背景に、今東京モーターショーの開催テーマである『きっと、あなたのココロが走り出す。(Your heart will race.)』の通り、ご来場頂ける多くお客様に対して『心踊る出会いと、感動を提供していくテクノロジーモーターショー』でありたいと考え、準備を重ねてきました。

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今ショーでは、日本のモノ造りの英知を通して、これまでにない全く新しいクルマの価値を、世界に向けて発信していくショーケースになります。

これを契機に、新たな未来へとつながっていく明日の自動車の姿を是非共ご覧頂きたいと思います」と述べた。

その後、来賓による祝辞を経た後、日産自動車CCOでもある自工会・西川廣人副会長が開会を宣言。

次に開会式冒頭の祝辞のお言葉を述べられる際に、「ドライブの機会がある時は、警護の方から『必ず後衛車を付けて下さい』と言われ、そのせいか最近は、自身で自動車を運転する機会が減り、私の愛車には、大変申し訳ない様な気持ちになる昨今でございます。

しかし、いずれは私の運転する自動車を後衛車が見失う程の運転テクニックを身につけて参りたいと思います」と、列席者の笑いをお誘いになられ、親しみ在るお人柄がしのばれる瑶子女王殿下によるテープカットの儀でショーの開幕を迎えた。

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一般公開の期間は11月8日までの10日間

一般公開は、同日午後12時30分より開始。同ショーには、世界11ヵ国の企業から述べ160台の車両が出展され、東京ビッグサイト全館に於いて11月8日までの10日間に亘って繰り広げられる。

なお今ショーで世界初公開となる車両は75台を数える。中でもいちばんの見どころは、水素を燃料として利用する燃料電池車を筆頭に、様々な次世代パワーユニットを搭載した車両。

その他、車両単体のみならず周辺技術を含む自動運転をテーマにしたセンサー技術・人工知能・ロボットテクノロジーの展示などに注目したい。

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翻れば、かつて昭和29(西暦1954)年4月20日に高松宮殿下の総裁就任を戴き、東京・日比谷公園内広場で「第1回全日本自動車ショウ」が開催されて以来、今回44回を迎えるに至った東京モーターショー。

日本の高度成長の波に乗じ、米の北米国際オートショー・独のフランクフルトモーターショーと並び、かつてバブル崩壊後に於いても世界3大自動車生産国の一角を占める国際ショーとして確固たる地位を築いていた。

しかし21世紀を迎えて久しい昨今、サロン・アンテルナショナル・ド・ロト(ジュネーヴ・モーターショー)や、モンディアル・ド・ロトモビル(パリサロン)の地域拠点としての強みが高まり、またさらに近隣の東アジア各国で開かれる国際自動車ショーが次々と台頭するなか、今日に至っては、他地域のショーとは異なる新たな強みが求められている。

それら各地のショーとの比肩基準として、ひとつのベンチマークとなる来場者数について自工会では、前回開催時の90万2800人を上回る来場者を見込んでおり、自動車業界では開催終了日の11月8日時点の総来場者数に期待が集まっている。