横浜ゴム株式会社(本社:東京都港区新橋、代表取締役社長:野地彦旬、以下、横浜ゴム)は、2016年から全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズのコントロールタイヤとして「ADVAN(アドバン)」レーシングタイヤのワンメイク供給を開始する。
供給タイヤはオレンジオイル配合技術により優れたグリップ性能を維持しながら環境性能を高めた「ADVAN A005」とウェット用の「ADVAN A006」。タイヤサイズはフロント用が250/620R13、リア用が360/620R13。※250および360は総幅(mm)、620は外径(mm)を表す。
全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズは純然たるレーシングカーであるフォーミュラカーで競われるアジア最高峰のレース。
1996年に全日本選手権フォーミュラ・ニッポンとしてスタートし、2013年にはアジアを中心にグローバル展開するにあたり全日本選手権スーパーフォーミュラに改称、そして2016年からは全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズとして開催される予定。
横浜ゴムは1980年の全日本F2選手権参戦を皮切りに、1987年からは全日本F3000選手権、さらに1996年にはフォーミュラ・ニッポンに参戦するなど国内トップのフォーミュラレースに積極的に参戦してきた。
フォーミュラ・ニッポンは翌1997年から他社製タイヤのワンメイクレースとなっていたが、今回およそ20年ぶりに国内トップフォーミュラへ復帰することとなった。
横浜ゴムは2006年から10年連続でオフィシャルタイヤサプライヤーを務めているFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)をはじめ、33年連続サポートのマカオグランプリF3、FIA F2選手権、ドイツF3選手権など国内外の様々なレースにワンメイクタイヤを供給してきた。
今回、タイヤ性能に加え、サーキットでタイヤ組み換え作業を行うサービス能力や高性能タイヤの安定した生産能力など総合力が高く評価された。
なお国内では現在、全日本F3選手権、スーパー耐久シリーズ、Super-FJ、JAFジュニアカート選手権 FP-Junior部門など多様なカテゴリーにワンメイクタイヤを供給している。