ブリヂストン(本社:東京都中央区京橋、代表取締役CEO兼 取締役会長:石橋秀一)傘下のブリヂストンタイヤソリューションジャパンは、タイヤメンテナンス技能の競技会「第15回技能グランプリ全国大会」+輸送事業者様へのソリューションビジネスの競技会「第3回ソリューションエンジニアコンテスト全国大会」を9月4日、福岡県北九州市で開催した。
両競技会には地区予選を含め、総勢683名が参加し、輸送ビジネスを足元から支えるブリヂストンのプレミアムタイヤ事業とソリューション事業の連動による価値の増幅に向けた知識や技術の研鑽を行った。
タイヤメンテナンスの技能を競う「技能グランプリ」
まずタイヤメンテナンス技能を競う「技能グランプリ」は、タイヤメンテナンスに携わるメンテナンススタッフの重要な育成活動のひとつ。
今年は全国のブリヂストングループ関連のトラック・バス用タイヤ販売店から344名が地区予選に出場した上で予選を勝ち抜いた代表選手40名が、全国大会としてタイヤメンテナンスの作業スキルや顧客へのアドバイス力を実作業形式で競った。
そんな技能グランプリでは、高い技能を有するメンテナンススタッフを「技能エキスパート」に認定し、その中で技術と知識の観点から優れたスタッフを「技能マイスター」として認定している。
今大会では新たに14名が技能エキスパートに認定され、うち10名が技能マイスターに認定された。2010年の第1回大会から本大会までの参加者は、延べ5,000名以上となり、技能エキスパート・技能マイスターの認定数は総勢139名まで増えた。
そんな技能マイスター達をベースに、その知識や技能をより多くのセールススタッフやメンテナンススタッフと共有することを目的に技能マイスターを講師として講演形式で研修を行う「技能マイスタープレゼンテーション」を今年も開催した。
今回は、店舗でのメンテナンス作業と比べて難易度の高い、出張時の作業方法と、自身周囲の安全確保の徹底について学ぶ研修を実施した。
ブリヂストンでは、今後もトラック・バス向けのソリューションを担うセールススタッフとメンテナンススタッフが一丸となって、現物現場でお客様の安全運行確保の徹底に向けて継続的改善と新たな価値創造に取り組んでいきたいと話している。
ソリューションビジネスの提案・営業力を競う「ソリューションエンジニアコンテスト」
一方で輸送業界の様々な画題を前に「ソリューションエンジニアコンテスト」は、高いソリューションビジネスの提案・営業力をもつセールススタッフの育成のために実施しているもの。
全国大会では、市場環境の変化やお客様それぞれの困りごとを適切に捉える分析力と顧客毎にカスタマイズした「Tire Solution®」※1を組み立てるスキル。
顧客へ向けてブリヂストン独自のソリューション提案内容の価値や効果を適切に伝えるべく、コミュニケーションスキルをロールプレイング形式で競う競技が行われた。
そんな「ソリューションエンジニアコンテスト」で、今年はブリヂストングループと関連企業のトラック・バス用タイヤ販売店のセールススタッフ339名が地区予選に出場し、全国大会では代表16名が商談スキルを披露して最優秀1名、優秀者2名が表彰された。
ブリヂストングループとしては、この競技を通じて、タイヤの「使用」段階での社会価値・顧客価値を増幅させるべく、ソリューション営業力とカスタマーサクセスに貢献できる人財を更に育成していきたい考えだ。