東陽テクニカ、自動車ホイール/エンジン挙動計測システムを販売開始


自動車ホイール/エンジン挙動計測システム「EZ Motion2」、太陽光・振動に強い非接触方式3次元挙動測定

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味勝、以下、東陽テクニカ)は、自動車挙動計測の国際的リーディングカンパニーである米国EZ Metrology社の太陽光や振動に強いとされる自動車ホイール/エンジン挙動計測システム「EZ Motion2」を、2016年4月1日より販売する。

toyo-corporation-started-selling-the-car-wheel-engine-behavior-measurement-system20160331-2

近年、車両の挙動制御技術は高度化・複雑化しており、ホイールおよびエンジンの挙動を、多次元かつ高精度に計測する必要性が高まってきている。

従来のホイールの挙動測定装置では、測定対象に重さのあるセンサーを直接取り付けることから、返って負荷を与えてしまい、正確な挙動計測が難しく、さらに悪路における計測では振動やノイズの影響を受け易いということが問題になっていた。

また、車両の燃費向上を目的としたエンジンのダウンサイジング化により、エンジンルームが狭くなり、最適な空間を確保するためのエンジン挙動測定も重要になってきた。

今回販売する、自動車ホイール/エンジン挙動計測システム「EZ Motion2」は、ステレオカメラとパッシブターゲットを使用した非接触方式で、ホイールならびにエンジンの挙動計測をおこなう。

非接触で計測できるため、走行中のホイールやエンジンに影響を与えることなく、理想的な計測が可能になる。

また、従来の非接触方式3次元挙動測定器と比べても、カメラを車体近くに設置できるため振動により強く、さらに外乱光ノイズ除去フィルタを装備、カメラ方式で問題になりやすい太陽光の影響を最小限に抑え、正確にホイールおよびエンジンの挙動を計測する。

主な特長
・高精度測定:変位 ±0.07mm
・高速サンプリング:500Hz
・外乱光ノイズ除去フィルタ(太陽光対策)
・暗所向け内蔵光源(曇り空対策)
・周囲振動のキャンセル機能

製品データ
製品名:自動車ホイール/エンジン挙動計測システム「EZ Motion2」
標準価格:2,500万円(税別)~
販売目標:初年度 5,000万円、次年度 1億円
販売開始:2016年4月1日

EZ Metrology社について
EZ Metrology社は、2006年にアメリカ・ミシガン州ノバイ市に設立された、自動車のホイール、エンジン、ドアなどの挙動を簡単に短時間で解析する挙動計測器メーカー。計測をもっとEASYにというコンセプトで「EZ」を社名に使用しています。

株式会社東陽テクニカについて
東陽テクニカは、昭和28年の設立時より「技術と情報」をキーワードに日本の技術発展に寄与することを使命として、主として最先端の「測るツール」を欧米の電子計測器メーカーより輸入し、日本の研究・開発者に提供してきた。

さらに「電子技術センター」における修理、校正、技術サポートや自社製品の開発、「テクノロジーインターフェースセンター」で行うお客様向けの各種セミナー、トレーニングなどの取組みは、460名を超える全従業員の約8割を占めるエンジニアの技術力に裏付けられている。

東陽テクニカWebサイト:
http://www.toyo.co.jp/

「EZ Motion2」サイト:
http://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/EZ_Motion2.html