スズキ、二輪ロードレース世界選手権・MotoGP2017の参戦体制を発表


スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏、以下、スズキ)は、1月29日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにおいて、二輪車レースの最高峰「FIM※ロードレース世界選手権(MotoGP)」のMotoGPクラスに参戦する、チームスズキエクスター(Team SUZUKI ECSTAR)の2017年シーズンへの参戦体制を発表した。※FIM(国際モーターサイクリズム連盟)

チームスズキエクスターは、並列4気筒エンジン搭載の参戦車両「GSX-RR(ジーエスエックス・ダブルアール)」の高いコーナリング性能を維持したまま、加速力をより一層高めた。

昨年MotoGPクラスで年間9位のアンドレア・イアンノーネ選手(イタリア)と、Moto2クラスからステップアップしたアレックス・リンス選手(スペイン)の新ライダー2名で参戦する。

2015年シーズンよりMotoGPに参戦しているチームスズキエクスターは、昨年の2016年シーズンでは全18戦中、優勝1回、3位3回の戦績を残した。

2017年シーズンは、3月26日の初戦カタールGPを皮切りに、11月12日の最終戦バレンシアGPまで、日本(10月15日)を含む世界14カ国で計18戦開催される。

スズキは、昨年の成績を上回り、表彰台を常に目指してマシン開発を強化していくとともに、商品へのフィードバックを行うことで、より魅力的な商品の開発を進め、ブランドイメージの向上を図る。

「GSX-RR」は、扱いやすく力強いエンジン特性、燃費性能、耐久性を高い次元で実現する並列4気筒エンジンを搭載。車体は運動性能と空力性能の両面より、車幅を抑えたレイアウトとし、車体剛性、重量バランスの最適化を図っている。
2017年シーズンに向けては、高いコーナリング性能を維持したまま、加速力をより一層高めるべく、エンジン特性の見直し、電子制御のマッチング、車両寸法の変更を進めた。

GSX-RR 車両諸元
– 全長×全幅×全高 :2,096mm×720mm×1,140mm
– ホイールベース :1,457mm
– 車両重量 :157kg以上
– エンジン形式 :水冷4サイクル並列4気筒DOHC4バルブ
– 排気量 :1,000cm3
– 最高出力 :176kW(240PS)以上
– 最高速 :330km/h以上
– ギヤボックス :6速(シームレスシステム)
– フレーム形式 :アルミツインスパー
– タイヤ(フロント/リヤ): 17インチ/17インチ
– フロントサスペンション :オーリンズ製 倒立フォーク
– リヤサスペンション :オーリンズ製
– ブレーキ(フロント/リヤ): ブレンボ製 カーボンディスク/スチールディスク

チームスズキエクスター(Team SUZUKI ECSTAR)チーム体制
ライダープロフィール
– #29 アンドレア・イアンノーネ選手
Andrea Iannone
– 出身国 :イタリア
– 年齢 :27歳(1989年8月9日)
– 戦績 :
– 2014年MotoGPクラス年間10位
– 2015年MotoGPクラス年間 5位
– 2016年MotoGPクラス年間 9位

 

– #42 アレックス・リンス選手
– Alex Rins
– 出身国 :スペイン
– 年齢 :21歳(1995年12月8日)
– 戦績 :
– 2014年Moto3クラス年間3位
– 2015年:Moto2クラス年間2位
– 2016年:Moto2クラス年間3位

チームディレクター・マネージャー体制
– チームディレクター
– 寺田 覚
– Satoru Terada

– チームマネージャー
– ダビデ・ブリビオ
– Davide Brivio

– テクニカルマネージャー
– 河内 健
– Ken Kawauchi