マツダ、「アテンザ」を改良。フラッグシップモデルとして上質感にこだわったデザインや技術を採用


マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡府中町、社長:小飼雅道、以下、マツダ)は、同社のデザインテーマである「魂動(こどう)Soul of Motion」並びに「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」*1を盛り込んだフラッグシップモデル『マツダ アテンザ』を商品改良し、8月25日より発売*2した。

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マツダは、2012年発売の「CX-5」以降に導入した新世代商品群において、人間の特性・感覚を徹底的に研究し、人間にとって気持ちの良い走りを追求してきた。

これを踏まえ車両の商品改良においても、この「人間中心の開発哲学」に基づいた技術を採用し、商品の価値を高めていくと表明している。

これを踏まえ今回のアテンザの商品改良でも、「人間中心の開発哲学」に基づいた技術をあらゆる面に採用した。

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具体的には、丹念な造り込みと高品質な素材で磨き上げたインテリアデザインを採用。また新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」*3の第一弾として、人間の身体感覚に合った自然なクルマの挙動を実現し、ドライバーや同乗者に安心感を提供する「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」や、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」のノック音自体を抑制し、心地よいエンジンサウンドを追求した「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」*4などの最新技術を採用している。

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さらに歩行者検知が可能になった「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」など、マツダが謳う先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」も機能を充実させ、これらの改良により、マツダはアテンザが自社のフラッグシップカーとして一層進化を遂げたと云う。

■そんな「マツダ アテンザ」商品改良の概要は以下の通り

【上質感にこだわり、進化を遂げた魂動デザイン】
アテンザのスタイルを魅力的に彩るエクステリアデザイン
「機械の持つ精緻な美しさの追求」をテーマに、力強い陰影のコントラストと表面の緻密さを高次元に両立することで、リアルな金属質感を実現した新色、「マシーングレープレミアムメタリック」*2を採用。他にも「ソウルレッドプレミアムメタリック」など、全10色のエクステリアカラーをラインナップ。

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丹念な造り込みと高品質な素材とで磨き上げたインテリアデザイン(L Packageのみ)。
天井とピラーをブラックにし、ホワイトとブラックの2種類のインテリアカラーを設定することで落ち着きあるインテリア空間を表現。シート素材は上質でしっとりした滑らかな触感のナッパレザー*5を採用。

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またインパネデコレーションパネルやドアトリムスイッチ、シフトパネルは専用カラーでコーディネートし、パワーシートスイッチ、グローブボックスのノブも専用加飾で高品質感を演出。

さらに専用アクセント(中央メッキリング&6時ベゼル本革巻)をあしらったステアリングホイールを採用した。

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革新のテクノロジーと圧倒的な静粛性が上質に進化した走りの質
「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」*3の第一弾「G-Vectoring Control」を全車に採用した。
これはドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロール。タイヤの接地荷重を最適化して人間の身体感覚に合った自然で滑らかな車両挙動を実現する制御技術。

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日常域から緊急回避シーンまで一貫した制御効果を付加し、あらゆるドライバーへ運転の安心感を提供。特に降雪、降雨時などの滑りやすい路面でより高い効果を発揮し、操縦安定性を向上。
乗員にかかる加速度の変化をより滑らかにつなぐことで、体の揺れが減り、乗り心地も改善する。

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クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」の進化
過給圧の制御を最適化し、より細かな燃料噴射を可能にしたことで、エンジンのトルク応答をより緻密にコントロールする「DE精密過給制御」を採用。

アクセル操作に対するクルマの反応がやや遅れていた軽負荷領域においても、ドライバーの意思に沿った一体感のある走りが実現。

ノック音の原因であるエンジン燃焼による圧力波と部品の共振による圧力波に着目し、特に音量が大きい周波数別に静粛性を向上させる「ナチュラル・サウンド・スムーザー」*6と「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」*4を採用。

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フラッグシップにふさわしい、徹底したNVH対策
隙間からの騒音の侵入を徹底的に抑制するとともに、フロントドアガラスの板厚アップやトップシーリングの吸音材面積の拡大により、遮音・吸音性能を向上。

フロントドアガラスに遮音ガラスを採用。ロードノイズと風騒音を大幅に低減し、静粛性を向上(L Packageのみ)。

人間中心設計のHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の進化・深化
「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」とメーターの視認性を向上させた。
より具体的には、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の表示画面上側を走行環境情報、下側を車両情報に棲み分け、視認時の迷いを低減するとともに、フルカラー・高輝度・高精細・高コントラスト化を実現し、読み取りやすさを向上。

マルチインフォメーションディスプレイにフルカラーTFT液晶を採用し、質感と読み取りやすさを高めたメーターを採用した。

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快適な運転をサポートする技術の採用
人間工学に基づき、ドライバーの意図を正確に車両に伝え、路面やタイヤの状況などを正確にドライバーへフィードバックするため全周で一貫した握り心地を提供する新型ステアリングホイールを採用。

アクティブ・ドライビング・ディスプレイ連動式の運転席シートメモリーを採用。また寒冷時でもすぐに適正な位置での握りを可能にするステアリングヒーターを設定(L Packageのみ)*7。

ドアの施錠/開錠に連動して、自動でミラーを格納/展開するオート電動格納機能を新規設定。

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進化を続ける先進安全技術「i-ACTIVSENSE」により、さらに強化された安全性能
歩行者も検知する進化した衝突回避支援・被害軽減技術を採用
前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険があると認識すると自動的にブレーキをかけて衝突の回避や被害軽減を図る「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」を採用。

近赤外線レーザーセンサーだった検知デバイスをフォワード・センシング・カメラに変更することで、検知対象を車両のみから、歩行者にまで拡大。車両検知の作動速度域も従来の約4~30km/hから、約4~80km/hまで拡大。歩行者検知は約10~80km/hで作動。

「うっかり見落とし」を低減する、ドライバーをサポートする技術を採用
走行中にフォワード・センシング・カメラで速度制限・進入禁止・一時停止の交通標識等を読み取り、アクティブ・ドライビング・ディスプレイに表示するほか、制限速度超過をディスプレイ内のグラフィック点滅やブザー警告でドライバーに通知する新開発の「交通標識認識システム(TSR*8)」を採用。

「マツダ アテンザ」のメーカー希望小売価格(消費税込)は以下の通りimprovement-mazda-the-atenza-adopt-the-design-and-technologies-that-stuck-to-the-sense-of-quality-as-the-flagship-model20160826-20

*1 「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」に基づいて、「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」を高次元で調和することを目標に開発したエンジン(ガソリン・ディーゼル)、トランスミッション、ボディ、シャシーなどの新世代技術の総称。

*2 特別塗装色「マシーングレープレミアムメタリック」は、2016年9月から生産開始し順次発売いたします。

*3 エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなどのSKYACTIV技術群を統合的に制御することで、「人馬一体」の走行性能を高める新世代車両運動制御技術の総称。

*4 周波数帯1.3kHz/1.7kHz/2.5kHz付近で発生するノック音はエンジン燃焼による圧力波(エンジン加振力)と構造系共振のピークが重なり増幅していることが判明したことから、燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御し、エンジン加振力を構造系共振と逆位相にすることでノック音を低減する技術。XD/XD PROACTIVE/XD L Packageに標準装備。

*5 銀面(元々の真皮部分)付で柔らかく質感の高い皮を指す言葉。米国のナパ(Napa)地域で作られていた革が語源。

*6 周波数帯3.6kHz付近のノック音の原因である燃焼時のピストンとコネクティングロッドの振動を減衰させるピストンピンに組み入れたダンバーのこと。XD/XD PROACTIVE/XD L Packageに標準装備。

*7 運転席シートメモリー、ステアリングヒーターは25S L Package/XD L Packageに標準装備。20S PROACTIVE、XD PROACTIVEにはメーカーセットオプション「ドライビング・ポジション・サポート・パッケージ」(64,800円(税込))を選択することで設定可能。

*8 Traffic Sign Recognitionの略。

*9 国土交通省審査値。燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時等)に応じて燃料消費率は異なります。

*10 環境対応車普及促進税制による減税措置。