国内名「ロードスター」こと「MX-5」の市販レーサーの国内販売も開始。同車ワンメイクレースに於ける世界一決定戦への挑戦が可能に
マツダ株式会社(本社:広島県安芸郡府中町、社長:小飼雅道、以下、マツダ)は8月1日、MX-5(日本名:ロードスター)をベースにした世界統一仕様レース車による新レースイベント「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN(主管:株式会社ビースポーツ)」への協賛を発表した。
なお上記同日から株式会社キャロッセにて同レース車両の受注販売を開始。2017年から国内全5戦のシリーズ戦が行われる。
さらに、シリーズ戦績上位ドライバーは、2017年以降にマツダレースウェイ・ラグナ・セカ(米国カルフォルニア州モントレー)で開催予定の世界一決定戦への出場権が与えられる。
マツダは、「走る歓び」を商品、技術やサービスを通じて様々な形で提供してきた。
例えば、国内モータースポーツに於いては、これまでロードスターのナンバー付車両で気軽に参加できる「ロードスターパーティレース」などに協賛してきた。
これを踏まえて今後は、さらにハイレベルなステージとして2017年から開催される「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」への協賛も行う。
同レースは、スリックタイヤを装着した純粋なレース仕様の車両を用い、毎戦異なるサーキットを舞台に単独で45分間の決勝レースを競う、ドライバーの技量が試される本格的なスプリントレースである。
できる限り性能差が生じないよう指定部品の管理を徹底し、ドライバー搭乗時の重量まで調整を行うなどイコールコンディションの下でレースを行う。
今回、レース車両の仕様と、競技ルールを世界同一とすることで、同社は公平な環境で、世界一のMX-5レーサーを目指す機会を提供することになった。
なお「GLOBAL MX-5 CUP」レースは、世界に先駆けて今年から米国で開催されており、マツダでは、順次日本(GLOBAL MX-5 CUP JAPAN)や欧州など各地に展開していく構えだ。
■レースの概要・競技規定
開催予定数: 2017年度は年5戦を予定
開催予定地: 岡山国際サーキット、鈴鹿サーキット、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎ等
レース形式: 決勝45分間のスプリントレース
レース格式: 準国内格式以上
参加資格: ASN発給の国内競技運転者Aクラス以上の所持者
※JAF以外のASNに所属するドライバーも一定の条件を満たすことで参戦可能。
レース主管: GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 事務局(株式会社ビースポーツ内)
世界一決定戦: 国内シリーズ成績上位者には、マツダレースウェイ・ラグナ・セカに各国の代表が一堂に会する世界一決定戦への出場権を付与する。
※2016年9月10-11日にはマツダレースウェイ・ラグナ・セカにて、世界一決定戦を模擬的に紹介する、グローバルエキシビジョンマッチを開催予定。
■レース車両の概要(世界共通仕様)
ベース車両: MX-5(日本名:ロードスター)北米仕様(2.0Lエンジン、左ハンドル)
エンジン、ECU等は、車両製作時に封印され、改造不可
タイヤ、ホイール、ダンパー、ブレーキなども指定部品となり、イコールコンディションを徹底
AIM社データロガー標準装備
車両開発/製作: Long Road Racing社(米国)
※レース専用車のため、公道走行はできない。
■GLOBAL MX-5 CUP仕様車(レース車両)の販売について
販売開始時期: 2016年8月1日よりオーダー受付開始(受注生産)
販売代理店: 株式会社キャロッセ
販売価格、購入方法についてはキャロッセに問い合わせされたい。
ウェブサイト http://www.cusco.co.jp/products/mazda_global_mx-5_cup.html
問い合わせ gmx-5cup@cusco.co.jp
試乗商談会: 2016年8月25日に、車両購入を検討者のみを対象とした試乗商談会を筑波サーキットで開催する。
※試乗商談会の参加については、GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 公式サイト< http://mx-5cup.jp/ >を確認されたい。
■GLOBAL MX-5 CUP JAPANについて
大会日程、車両/競技規定の詳細は今後順次、上記ウェブサイトで公開予定。
■マツダのモータースポーツ活動について
マツダ公式ウェブサイト内にあるモータースポーツに関する総合サイトで最新情報が確認できる。
ウェブサイト http://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/