ポルシェ、ベルリンで「新型718ボクスター」の独初披露を含む展示イベントを実施


ポルシェが「スポーツカーの魅力」と題した特別展示会を開催

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)は3月18日(金)から、独・ベルリンに於いて「スポーツカーの魅力–The Future of Performance(パフォーマンスの未来形)」と題した特別展示会を開催する。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-2

併せて、この展示会の一環として6月12日まで、同じベルリンのウンター・デン・リンデン通りにある「DRIVE.フォルクスワーゲングループフォーラム」にて、歴代のポルシェブランドから選び抜かれた往年の7台の歴史的車両を展示していく。

その中で、新型718ボクスターもドイツ国内に於ける初披露を飾る予定だ。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-16

このベルリンに於けるポルシェ車の展示イベントについて、ポルシェミュージアム館長のアヒム・シュタイスカル氏は、「実はベルリンの自動車ファンの方々に向けて、このような形でポルシェブランドをご覧頂く機会を設けたのは初めてのことなのです。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-13

これを期にベルリンのエンスージアストは、我々が掲げるビジョンであるThe Future of Performance(パフォーマンスの未来形)をインタラクティブに体験して頂くことができます。

そんな同展示会に於いて、まず来場者をお出迎えするのは550スパイダーです。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-15

今日まで純粋なスポーツカーメーカーであり続けてきたポルシェですが、このモデルがポルシェモータースポーツの起源であり、入場頂いた方々はポルシェの遺伝子を伝えてきた、その源流に出逢えることになります。

このミッドシップエンジンのオープンスポーツカーは、主に1950年代のモータースポーツでの功績によって、その名を世界で知られるようになりました。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-6

そして、その向かい側に用意されるのが918スパイダーです。

550スパイターから綿々と受け継がれてきた遺伝子を受け継ぐ『現代の550スパイダー』とも言えるこの918スパイダーは、ニュルブルクリンクの北コースを6分57秒というタイムで駆け抜け、世界で初めて7分の壁を破った車両でありながらも、公道走行が可能なオープンスポーツカーです。

また918スパイダーは、街中をゼロエミッションで走行し、騒音もほとんど出すことなく走行することができます」と語った。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-5

対して、初代ボクスターは4気筒のボクサーエンジンを搭載し、1950年代から1960年代にタルガ・フローリオやル・マンといった伝説のレースを制した。

そして718ボクスターの欧州導入日である4月30日を目前にして、DRIVEで展示される最新鋭の718ボクスターには、最高出力220kW(300PS)を発生する新型ターボを備えた2リッター4気筒ボクサーエンジンが搭載されている。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-7

ポルシェは、この展示会を通して、4気筒ボクサーエンジンの未来をベルリンの市民に向けて語りかけていく構えだ。

また一方で、1963年以来、7世代に亘り911シリーズを世に送り出してきたポルシェだが、今展示に於いて911シリーズでは、911カレラクーペと911カレラカブリオレ(991)のニューモデルが披露される予定となっている。

この最新の911カレラも718ボクスターと同じくターボユニットとの組み合わせを実現し、性能と効率・環境性能の全面で歴代最高値を達成している。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-8

併せて同シリーズトップのスポーツカー、ニューポルシェ911 GT3 RSも展示される。

公道用スポーツカーと、レーシングカーとの間の垣根を取り払ったこの911 GT3 RSには、公道での走行が許可される911に、妥協を知らないモータースポーツテクノロジーが詰め込まれた。

加えて熱烈なモータースポーツファンのために、ポルシェ919ハイブリッドも展示される。同車は2015年のFIA世界耐久選手権(WEC)を席巻したモデルそのものである。

ル・マンプロトタイプクラスLMP1への復帰2年目に、カーナンバー17、18、19の車両がマニュファクチャラーズ、ドライバー、ル・マン優勝の3つの重要なトロフィーを獲得。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-1

ここベルリンでは、ポルシェのワークスドライバーであるアール・バンバー、ニコ・ヒュルケンベルグ、ニック・タンディが昨年のル・マン24時間レースで勝利を収めた際の優勝車両を出展する。

最後にこれら7台に加えて、技術モデルやインタラクティブな展示も行われる。

例えば、ポルシェEパフォーマンスは、3DホログラムによってパナメーラS E-ハイブリッド、918スパイダー、コンセプトカーの「ミッションE」などのポルシェブランドの重要なマイルストーンが語られるインタラクティブコンテンツである。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-9

よりポルシェ ブランドをリアルに体験したい向きには、最新のモデルのレンタルが用意されている。このプログラムはモビリティーコンセプトの「ポルシェ ドライブ」では、ポルシェ911、ボクスター、ケイマンなどが提供され、ベルリンの探検が可能だ。

車両のレンタルユーザーは要望に応じて、ポルシェの魅力を最短1時間、最長1週間まで愉しむことができる。車両のレンタル、引き渡し、返却は、ベルリンの中心地にある「DRIVE.フォルクスワーゲンフォーラム」で行われる。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-3

そして6月3日には「ナイトレイヤー – ベルリンデザインナイト」が行われ、ベルリンのエージェントやスタジオ、アトリエ、ショールームなどが真夜中まで、その舞台裏を公表していく。

DRIVEでも、この夜、ポルシェ・デザイナー陣のクリエイティブな業務の舞台裏を公開していく予定となっている。

DRIVE.フォルクスワーゲングループフォーラムとは
DRIVEは、ベルリンにあるVWグループのコミュニケーションプラットフォームである。

porsche-implement-the-exhibition-events-including-the-german-debut-of-the-new-718-boxster-in-berlin20160318-14

フォルクスワーゲングループは2015年以来、その12のブランドとファイナンシャルサービスAGと共にベルリン中心部で世界に向けた展示を行ってきた。

ブランドやテーマごとの展示を入れ替えていくDRIVEは、グループのモビリティー分野に関するイベント・プラットフォームであり、常に多彩なプログラムが提供されている。

DRIVEセンターの開館時間は、月曜日~日曜日の10:00~20:00時迄、入場は無料だ。http://www.drive-volkswagen-group.com/