日本プロスポーツ大賞、スーパーフォーミュラの石浦宏明が功労賞、小林可夢偉が新人賞


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12月25日(金)、都内のホテルにて「2015年 第48回 内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞」の授賞式が行われ、日本プロスポーツ協会に加盟する日本レースプロモーション統括の全日本選手権スーパーフォーミュラから石浦宏明選手(No.38 P.MU/CERUMO · INGING )が功労賞、小林可夢偉選手(No.8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が新人賞を受賞した。

同賞は、日本のプロスポーツ界の健全な発展ならびに振興に寄与することを目的として、公益財団法人日本プロスポーツ協会が制定し、1968年(昭和43年)の第1回日本プロスポーツ大賞より毎年開催されている。

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国内プロスポーツ界に於いて、毎年最も貢献度が高かった選手や団体に贈られる国内のスポーツ表彰の中では、最も権威が高い賞である。

各選手がそれぞれの分野で残した活躍と成績を称え、大賞受賞者には、国家的表彰として内閣総理大臣杯と賞状が授与される。歴代の受賞者には、長島茂雄、王貞治、千代の富士など錚々たるスポーツ選手が大賞を受賞している。

モータースポーツ選手では、過去に佐藤琢磨選手(特別賞)、中嶋一貴選手(功労賞)、山本尚貴選手(功労賞)、野尻智紀選手(新人賞)、平川亮選手(新人賞)らがそれぞれ受賞している。

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今年は先の通り、全日本選手権スーパーフォーミュラ参戦6年目にして悲願のドライバーズタイトルを獲得した遅咲きの石浦宏明選手が功労賞を受賞。

壇上で石浦宏明選手は、緊張した面持ちで「周りの選手の顔ぶれに恐縮しました」と述べつつ、今年のスポーツ界で輝いた功労者と共に功労賞の盾を受け取った。

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一方、国内復帰1年目で初のスーパーフォーミュラに出走して活躍、新人賞の資格を得たことで同賞を獲得した小林可夢偉は、「なんで俺が新人なんやろ」と満面の笑顔で新人賞を受賞。

「新人賞受賞の喜びを味わえるのは、もうこれが最後だと思うので、心から受賞を楽しめたかなと思います」と語った。

広くスポーツ界では、ラグビー日本代表が内閣総理大臣杯大賞を受賞。殊勲賞に福岡ソフトバンクホークス。最高新人賞に横浜DeNAベイスターズの山崎康晃選手が受賞した。