DUNLOP、米CBTと資源循環型カーボンの商業化で基本合意

DUNLOP( 住友ゴム工業、本社:兵庫県神戸市中央区、社長:山本悟 )は、Cabot Corporation( NYSE:CBT )と資源循環型補強性カーボン( rCB / Recovered Carbon Black )の商業化に向けた基本合意書を締結した。

上記のCabot(  キャボット・コーポレーション )は、マサチューセッツ州ボストンに本社を置くグローバルな特殊化学品・機能性材料メーカー。

補強用カーボン、特殊カーボン、電池材料、エンジニアードエラストマーコンポジット、インクジェット着色剤、マスターバッチおよび導電性コンパウンド、ヒュームド金属酸化物及びエアロゲルなどの製造・販売を行っている。

そんなCabotの特許技術により、性能を高めた資源循環型補強性カーボンは、使用済みタイヤを熱分解して得られた炭化物をCabotの〝EVOLVEサステナビリティ技術( 高性能材料により構成された生成素材技術 )〟により加工・生成されたもの。

そんな同素材は、DUNLOPがタイヤ生産で初採用を検討する期待の新素材であり、それは両社の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みで重要な役割を果たすものであるという。

またもとよりDUNLOPでは、同素材の量産タイヤへの採用に向けて検討を進め、循環型社会の実現に向けた取り組みを更に加速していく考えだ。

今回の両社による商業化の検討について、住友ゴム工業で材料開発本部・材料第四部長を務める堀口卓也氏は、「挑戦を掲げるDUNLOPは、Cabotとの協業により資源循環型補強性カーボンの実用化に向けた検討を加速します。

両社の技術と知見の結集により早期の量産化を目指し、低炭素社会の実現に寄与してまいります。

またこのようなサステナブル原材料の採用は、当社がタイヤ事業で掲げる循環型ビジネス( サーキュラーエコノミー )構想〝TOWANOWA( トワノワ )〟を具現化する取り組みの一環でもあります。

〝TOWANOWA〟は、バリューチェーン上の5つのプロセスからなる〝サステナブルリング〟と各プロセスから収集したビッグデータを連携させる〝データリング〟で構成されており、二つのリング間でデータを共有・活用することで新たな価値提供を目指します。

当社は〝TOWANOWA〟に基づき、これまでもサステナブル原材料の活用推進など環境負荷低減に向けた取り組みを進めてきました。

今後も当社は〝TOWANOWA〟の実現を通じて、環境負荷低減、タイヤの高性能化および安全性向上、ソリューションサービスの拡大に取り組みます。

これらの活動を通じて、お客様に新たな価値を提供すると共に、持続可能な未来とモビリティ社会の実現に貢献していきます」と話している。

対してCabot Corporationで強化材料部門・サステナブルソリューション担当副社長兼ゼネラルマネージャーを務めるアティフ・ミスバ( Aatif Misbah )氏は、「補強用カーボン分野のリーディングカンパニーとして、イノベーションと協業によるサステナビリティの実現は当社の事業の中核です。

製品の持続可能性と性能を高める技術開発に注力しています。今回、高機能資源循環型補強性カーボンをタイヤ用途で試験するにあたり、DUNLOPと協業できることを誇りに思います。

本締結は当社の持続可能性への取り組みに沿うものであり、タイヤ業界の低炭素社会の実現に貢献します」と結んでいる。

 

住友ゴム工業株式会社
本社:兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号
代表者:代表取締役社長 山本 悟
創業:1909年
事業内容:「DUNLOP」「FALKEN」ブランドの各種タイヤ、スポーツ用品、産業用品の製造・販売。

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Cabot Corporation( キャボット・コーポレーション )
本社所在地 :2 Seaport Lane, Suite 1400, Boston, MA 02210
代表者 :President and Chief Executive Officer Sean D. Keohane
設立:1882年
事業内容:特殊化学品及び高性能材料を取り扱う先端事業

 

 
 




 
 

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