発売から10周年の節目に、既存機の性能向上を提供
本田技研工業( ホンダ / 本社:東京都港区、取締役代表執行役社長:三部敏宏 )は、「Honda-Jet」の機体性能をアップグレードさせる機体刷新OPの提供を開始した。
より具体的には、傘下の航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(HACI/Honda Aircraft Company、本社:⽶国ノースカロライナ州グリーンズボロ市 取締役社⻑:山﨑 英人)が現地時間2025年12月18日、初期型HondaJet(ホンダジェット)およびHondaJet APMG機※のオーナー・運航者向けに、既存機の機体性能を向上させる新しいパフォーマンスパッケージ「APMG S(エーピーエムジー エス)」を発売したことを明らかにした。
*写真は、2018年発売のパフォーマンスパッケージ「APMG(Advanced Performance Modification Group)」を適用済みの機体
APMG Sは、HondaJetを購入した後も最新機種同等の先進技術にアップグレードすることで利便性を向上させ、長期に亘りHondaJetの価値を高めていくことを目的としたアップグレードパッケージ。
同パッケージの適用により、HondaJet Elite S(エリート エス)の特長である「Advanced Steering Augmentation System(ASAS)」による操縦精度や横風対応能力の向上など、先進技術がもたらす快適な飛行を提供する。
このパッケージオプションは、既に米国連邦航空局(FAA)の認証を取得しており、米国ではHACIのグリーンズボロサービスセンターで提供を開始している。また各国の航空局認証を取得後、認定サービスセンターを通じて順次グローバルで提供予定という。
また、HACIが展開する中古機販売プログラムにおいても、APMG Sを適用したHondaJet中古機の販売を2026年より米国で開始予定。HACIの中古機販売プログラムでは、HondaJetブランドが誇る高い品質と信頼性を持つ、徹底した検査や整備を経た機体を取り扱う。今回APMG S適用機が加わることで、顧客に向けたHondaJetの選択の幅を広げていく構え。
ホンダ エアクラフト カンパニーでは、「HondaJetは、2015年12月に米国連邦航空局(FAA)から型式証明を取得し、第一号機となるHondaJetを納入して以来、発売10周年を迎えました。
当社は、この10年間、革新的な技術と信頼性で、ビジネスジェット市場において着実に事業を拡大し、世界中のお客様に新しい価値を提供し続けてきました。
また併せて、新型小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)」の開発も進めており、同時に既存のHondaJetに対しても最新技術を提供し続けています。今後も、さまざまな技術革新、新たな価値を創出し、空の移動の喜びを追求していきます」と結んでいる。
HondaJet APMG S適用による主な性能の向上内容
- アビオニクスのソフトウェアおよびハードウェアのアップグレードによる処理速度の向上
- ASASの搭載による、操縦精度や横風対応能力の拡大
- HondaJet APMGおよびHondaJet APMG S未適用の初期型HondaJetと比較し、最大離陸重量が300ポンド(136kg)増加
- 積載量や燃料情報を入力すると離着陸時の重量を自動で推定する、グラフィカルな重量・重心計算機能を追加
ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, LLC) 概要
設立: 2006年8月
出資形態: American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者: 取締役社長 山﨑 英人(やまさき ひでと)
所在地: 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市
