NEXCO3社、深夜割引の令和7年7月からの運用開始は国難に

NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本の3社は5月30日、令和7年7月頃からの深夜割引の運用開始が困難であることを明らかにした。

具体的に3社は、「令和7年7月頃からの深夜割引見直しに向けて、システム整備を進めておりましたが、令和7年4月6日にNEXCO中日本管内で広域的なETCシステム障害が発生しました。

これを受け、高速道路会社では、令和7年4月18日に広域的なETCシステム障害発生時の危機管理検討委員会(委員長:中村英樹 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授)を立ち上げ、障害の原因究明や再発防止策等の議論を行っているところです。

深夜割引見直しの運用開始時期については、工程の精査を実施しているところですが、深夜割引見直しに向けたシステム整備を一時中断していることなどから、令和7年7月頃からの運用開始は困難となっております。

運用開始時期の見通しについては、システム整備の再開の状況を含めて、引き続き、工程を精査していく必要があるため、改めてお知らせさせていただきます」と述べている。

ちなみに3社による改定・深夜割引は、当初2024年度末頃からの実施としていたが2024年の12月に、システムの整備が遅れているとして2025年7月ごろの開始に延期された。従って今回を含め再び延期が発信されたことになる。